それ自体が宝石のような絵本。
今日はなんとなく絵本を紹介したい気分なので・・・

『ねこの１２星座占い』　著：レズリー・アン・アイボリー　発行：小学館

古今東西、猫イラストを描く人は多いですが、その中でも特に猫の本質を逃さず描く方だと思っております。
しかして、日本で翻訳されている彼女の作品は少数です。っていうか一作品だけ？！
あらー。今調べて知った事実です。
洋書としては有名だし数が多いし、通販で簡単に手に入ります。
本よりは、輸入雑貨で見かけることが多いくらいですね。
私自身も彼女を知ったのは輸入雑貨のピルケースからでした。
人間の眼を通して描かれる猫は、「こうあってほしい」という人間の我のようなモノが混じる傾向にあると思うのです。（それがウケるのですけどね）
アイボリーさんにはソレが極端に少ない気配だと・・・個人的に思うのです。
綺麗な絵なのにリアルが混じってます。
この本は『猫にだって天体は影響していると思っていいんじゃないかしら？』
という作者の面倒そうな思惑を具現化したものです。
ほとんど人間用の星座占いと同じ様相なのですが、自らの飼い猫の性格を照らし合わせたりして、
とても観察愛の詰まった作品でございます。
アチコチから資料を集めたそうです（大英博物館やらメトロポリタンやら）
それぞれの星座のエレメント、宝石、動物、花、果実、色、ハーブ、スパイス、など
ラッキーアイテムをふんだんに画面に取り込んでおり、商品の薄さに反する見ごたえです。
天体が猫の性質に影響を与えているのかは不明なままですが。

・・・・で、私がこの絵本を好きな一番の理由は・・・。
おとめ座の宝石にオパールが描かれていることです。（チョー個人的な理由です）
どうして１０月（オパールの月）まで生まれるの待たなかったのよ私、と悔やむほどオパール好きなので。
たとえ、おとめ座にオパールを据えてくれる本がこの世にこの一冊だとしても大感動なのでございます。
宝石に対する女の執着をここに披露でございます。

・・・・最終的に絵本紹介なんだか、しつこくオパール好き宣伝なんだかわからなくなった。