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僕に おへそがない 19

僕にとって、夏休み最大の事件でした。
メイド家庭教師と名乗る不思議な先生との出会い、この事が僕の人生というか夏休みの生活に大きな影響を与えました。
おかあさんが頼んでくれた家庭教師の先生が来る初日、体の調子が悪くなって来られないはずの先生に代わって、家庭教師だと言って僕の前に現れリサと名乗った女性。
初めて会ったのに、どこか懐かしいというか以前に会ったような気がする女性の出現事件でした。
二人の共通点は、おへそが無いことでした。

僕のおへそは、小さい時にはちゃんとありました。
おかあさんの子宮で人間の形になれたのは、おへそがおかあさんの胎盤につながっていて、栄養と酸素をもらっていたからです。
声変わりは、第二次性徴の体の変化のひとつですが、僕の場合はおへそも変わり始めました。
だんだんと、おへその大きさが小さく、くぼみが浅くなってきたのです。

『人間や動物、植物は多細胞生物です。人間は細胞が集まって器官を造りそれが集まり体を造り、他の多細胞生物を捕食して個体を維持しています。細胞が活動を続けるために、人間は食べ物を作ったり、取ったりできる構造になっているのです』
これは、ある本で僕が読んだ文章でした。
僕の解釈では、僕の体の細胞が生きるために僕が生かされいることになり、僕の細胞達のために僕は、毎日食事をしているんだ思いました。
でも大脳が発達した人間では、大脳細胞活動で生まれる人間の考えや感情のほうが僕を大きく支配するようになってしまったのでした。
僕は大脳細胞の創りだす、妄想に従って生きています。
僕のオヘソの細胞は、大脳細胞に抹殺されたのだと思いました。
有利な立場にいる大脳細胞のむちゃに、体の細胞達は痛みで時々反抗するのでした。
脳の細胞を維持するために体の細胞があるのでなく、体の細胞を維持するために脳があるのかもしれないと本を読んだ後思いました。

今日僕がリサ先生に親しみを感じたのは、体の細胞が何かを感じて脳細胞に伝達したのかもしれません。
頭でなく体の細胞が感じちゃて、あんなに敏感だったのかもでした。
僕はおかあさんの帰りを待ちながら、寝転んでそんな事を考えていました。
そういえば、僕の体の細胞とおかあさんの体の細胞はほとんど同じのはずだと思います。
でも、おかあさんにはオヘソがちゃんとありました。
「本当に僕は、おかあさんの子供なんだろうか」
僕の頭に、そんな考えが浮かびました。
「リサ先生に、また会えるのかな」
先生のお尻を思い浮かべながら、そんなことも考えました。

#日記広場:自作小説

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2010/02/22 00:33
BENクーさんありがとう

きゃ、体で感じるなんて刺激的です
そういえば、長い事感じあってないな
BENクーさんは、もちろん、まだですね

ううん、リサ先生の再登場、どうしよう
こまった。こまった
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2010/02/22 00:23
頭ではなく、体で感じること・・・ゴミトが思考しているのはそのことなのですね。(納得!)
・・・リサ先生の次の登場が物語の鍵になりそうですね!(予想はどうなるかな?www)
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2010/02/21 22:41
藍姫さんありがとう

そうですね、どうやって現われるのでしょう
なんか、良い方法があったら教えて
風邪ひかないように
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2010/02/21 22:39
そらさんありがとう

知的だなんて、恥ずかしい
細胞の事が書かれた文章、難しくて理解に苦しんでます
かってに読んで思い込んだところあります
応援よろしくネ
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2010/02/21 22:28
本当は家庭教師ではない リサ先生。
今度は、どうやって現れるのでしょう ^^
私も、彼女との再会が楽しみです。
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2010/02/21 22:14
なんか、進化している。。。
知的な書き方ですね!

次回も楽しみにしております☆






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