Nicotto Town



天使と悪魔のlovesong

 2人は頭を抱え、うなだれていた。

「ま、まさか助けてくれた素晴らしい方が悪魔だったなんて・・・。」

「本当にそうだ・・・。助けた相手が天使だなんて・・・・・。」

同じ事をブツブツ呟いていたフェミリアの姿はまるで「ハエ」のようだった。

手を口の前でもじょもじょとしている様をみていると本当にハエだ。

(あぁ、何でよりによって初恋の相手が悪魔なのよ!!あんまりよぉ!!!)

変な事を心の中でも言ってるフェミリアはふと、ある事を思った。

「・・・ねぇ。何でアンタこんな所にいたの?」

「・・・・。俺もお前と同じだよ。」

「・・・・え?どうゆう事?」

「お前、エンジャルアイランドの姫だろ。」

「そ、それがどうしたのよ。」

「俺、デビルアイランドの王子なんだ。」

「!」

「俺もずっと城にいるのが嫌でこっそり抜け出してきたんだ。」

「そうなんだ・・・・。そうだ!名前!ねぇ、名前なんて言うの?」

「名前?」

「うん!名前!!」

「えっと、ダイアナ。ダイアナ・メフィスト。」

「ダイアナ!おもしろい名前!」

「私はフェミリア!フェミリア・トィ・エンジェル!」

「お前も十分おもしろい名前だよ。」

「ちょっと!」

「ハッハッハッ!お前ホントおもしろいなぁ!!!!」

「むぅぅ!」

仲がいいとはいっても、天使と悪魔。

しかし2人はとても仲がよくなってしまった。


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