僕に おへそがない 20
- カテゴリ:自作小説
- 2010/02/24 21:23:07
僕はどちらかだというと、女の子が好きだけど苦手でした。
そしてクラスの女の子も僕にたいして興味を示さず、クラスの女の子の中では目立たない男子でした。
第二次性徴の中の僕にとって、女の子の体の変化は僕の関心をおおいにさそい、頭のなかのモヤモヤを大きく増殖さしていました。
でもそんなことを表にだせば、クラスの他の男子に冷かされ血祭りに上げられてしまうので、普段はなにげない顔をして異性に関心のないような振りをしていました。
僕にとって一番身近な女性は、おかあさんでした。
おかあさんは、僕にとって飼い主のようなもので逆らう事もできず、まして異性の対象として考えることはタブーでした。
ある意味、性に飢えた僕の前に理想の形で現れた女性として成熟したリサ先生もどきに、僕の心が引かれていくのにそう時間はかかりませんでした。
僕はおかあさんが帰って来るまで、寝転がって勉強の事などすっかり忘れて天上を見ながらリサ先生の事を思い出していました。
最初は生々しいHなシーンばかりが頭に何度もフラシュバックしましたが、やがてひとつの大きな疑問が僕の頭を支配し始めました。
「先生はなんで嘘の家庭教師になって僕に会いにきたのだろう」
それは、とても単純な疑問でした。
でもいくら考えても、答えは浮かんできませんでした。
僕はお腹が空いてきたのを感じて、お腹を円を描くように無意識にさすった時でした、僕にオヘソが無い事を思い出しました。
「このオヘソが無い事に関係してるのかな」
僕がそう思った時でした、また電話の鳴る音がしました。
「おかあさんからの電話だな。今度はなんだろう」
僕は寝転んだまま手を伸ばし電話の子機を手にしました。
「もそもし、おかあさん、こんどは何」
僕は相手を確かめないで、受話器にそう言いました。
「ゴミト君、おかあさんじゃないよ。リサです」
「ええ、リサ先生」
僕は驚いて上半身を急いで起こしました。
電話を握る手に思わず力が入り、電話は僕の耳にピッタリとくっついて耳が少し痛いほどでした。
「おかあさんから電話があったみたいね。もう私の事ばれているみたいね」
「はい、本当の先生が休みだっておかあさんから電話がありました」
「そう、じゃ話が早いわ。おかあさんには私の事ないしょにして欲しいの。今日は何にも無かった事にして欲しいの」
「僕、先生が来た事、もう話してしまいました」
「ゴミト君、私にまた会いたい?」
「はい、会いたいです」
「じゃ、リサの言う通りにして。これから説明するから」
「はい、わかりました」
僕はリサ先生の話を必死で聞きました。
リサ先生にもう会えなくなるなんて、僕は考えたくありませんでした。
リサ先生の説明はこうでした。
家庭教師の派遣業者には、リサ先生がおかあさんになりかわって、僕の本当の家庭教師を断るそうです。
そしておかあさんには、リサ先生がおかさんが頼んだ家庭教師だと思わせるように細工をするそうです。
僕はずいぶん手が込んでるなと思いました。
「スパイ映画みたいだな」と、思いました。

























偽装工作、なんかスパイ大作戦ですね
そんなたいしたことしなくても、主婦はだませます
でも、ゴミトのおかあさん、昔大学で細胞研究の手伝い
していたみたいです
脳細胞に体細胞がテロです
兎に角、お母さんにバッタリ会わないようにしないといけませんねぇ ^^
先生の目的が何なのか、これから明かされるのですね ^^
楽しみです♪