ドリームクラブ、2
- カテゴリ:ゲーム
- 2010/03/03 15:19:43
前回のあらすじ~客引きボーイの口車にホイホイ乗せられ、大人の社交場『ドリームクラブ』の会員になった主人公・鯖くん。週末は興味(K)と期待(K)を胸に、警戒心(K)や恐怖(K)はナシに、お店に入ってしまいました。
受付「ドリームクラブへようこそ! 女の子をお選びください」
8人の女の子がパネル表示されました。どんな子がいるのかまだわからないので、とりあえず容姿で、キャラクター像を想像します。やっぱり第一印象は容姿・服装なんですね。
……ン? 双葉理保……ふたば、りほ!?
双葉理保とは、プレステの低価格ソフト「SIMPLE2000」シリーズなどで登場した、知る人ぞ知るバーチャルアイドルです。シリーズ当初はアイドルらしいお仕事をしていましたが、だんだん妙な方向にズレていき、挙句の果てには、巨大化して機動隊と豪快な立ち回りを演じたりしていました。
そんなアイドルの存在、ぶっちゃけキレイさっぱり忘れていたんですが、ここは双葉理保を指名することに。
鯖「理保ちゃんみたいな可愛い子とお酒が飲めるなんて、幸せだなあ!」
あれ? 鯖くん……こういうお店に慣れてる? 初対面のキャバ嬢を勝手に「ちゃん付け」ですか、そーですか。
まずはお酒を注文します。もちろん、おしゃべりの相手をしてくれる理保ちゃんには、鯖くんが奢ってあげなければいけません。
鯖「理保ちゃんも飲みなよ!」
理保「ありがと~!」
でも、彼女が飲むお酒を決めるのは鯖くんみたいです。私はこういうお店と縁がないので知りませんが、これが基本なんでしょうか?
理保「カンパ~イ!」
と、ここで初プレイのチュートリアルが入りましたよ? えっと……
~ I I S モードに入りました ~
I I S……インタラクティブ・飲酒・システム。い、いんたらくてぃぶ・いんしゅ・しすてむ??? 直訳すると「相互作用する飲酒のカラクリ」。いや、訳すまでもない日本語がありますけどね。
右スティックを傾けると、主人公のグラスも傾いて、ゴクッ。く、くだらん……
ちなみに左スティックでは視界を上下左右にスライドさせることができます。が、理保ちゃんを視界から外すことはシステム上、許されないようです。視界は前方90度限定。お店にいる間は理保ちゃんと見詰め合ってろってことですか。
間が持たないので、鯖くんはおつまみのメニューを開いてみました。ところが……ドリームクラブのメニューはナッツとフライドポテトしかありません。ゲームが始まったばかり、だからなのかな? そー、そうだよネ?
でもって、そのお値段が。
ナッツ 1000円
フライドポテト 1800円
ポテト高ッ! マクドなら全力で食える金額じゃん! 席料コミってことなのでしょうか……いやいや、入場料は払ってるはずでしょ。
鯖くんに「キミ、お昼ご飯はひとり? よかったら俺と、そこのマクドで軽く食べようよ」って誘える度胸があれば、こんなお店で散財せずに済むのにね。小心系男子は、女の子とお話するだけでも、たくさんのお金が必要なんです。
原価を考えてはいけない、そんなポテトをかじりつつ、右スティックを傾けていると、鯖くんの視界の端が急にぼやけてきました。どうやら酔いがまわってきてるみたいです。しかしグラスを空にしてしまったため、システム上、理保ちゃんに2杯目の注文を催促されます。
I I S め……。
2杯目にはあまり口をつけず、理保ちゃんとおしゃべりしていると、時間になりました。「ドリームクラブ」はたったの1時間しか座らせてくれません。宴会シーズンのミナミの居酒屋よりも客に厳しい、大胆な営業スタイルです。
理保「延長するぅ?」
延長は別料金なんだろうなあ、と確信しつつ、今夜はフラフラなので帰宅。お勘定~!
入場料 7000円
指名料 3000円
ビール 1200円
ドリームカクテルライト 1200円
ワイン 1600円
ナッツ 1000円
フライドポテト 1800円
合計 16800円
受付「ありがとうございましたー!」
1時間で16800円! それも、入場して女の子を指名した時点で、すでに諭吉が一枚消えていたとは……ま、まあ、「社会勉強の授業料」と思って、自分を納得させるしかありませんね。バーチャル鯖くんに合掌。
鯖「楽しかったなあ。よし、来週も行くぞ!」
だから鯖くん、懲りてくれぇえええ!
毎週ドリームクラブに通えるだけの収入が、果たして鯖くんにはあるのでしょうか?
続く。

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- ちょこ
- 2010/03/05 00:48
- 全力で食える金額?!とは・・・
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