西遊記(猪八戒と沙悟浄)
- カテゴリ:日記
- 2010/03/04 00:35:22
え~、アバは孫悟空のままですが今回は西遊記のキャラクターの紹介です
猪八戒(三蔵法師の2番弟子)
中国では「猪」は豚を意味します
元代の「西遊記」の原型となる物語では、「猪」と似た発音の「朱」を名字としていましたが、明代に皇帝の姓が「朱」であったために、もとの通り「猪」を用い、猪八戒となりました
元々は、摩利支天の配下・御車将軍を経て、天界で天の川を管理し水軍を指揮する天蓬元帥でしたが、酒癖と女癖の悪さで知られ、酔った勢いで嫦娥(月に住む女神)に強引に言い寄った為、天界を追われて地上に落とされます
人間に生まれ変わるはずだったのですが、誤って雌豚の胎内に入り、黒豚の妖怪となってしまいます
その後、福陵山雲桟洞の卯二姐(妖怪)に婿入りしますが死別 人を喰らうようになりました ある日、天竺に経典を取りに行く人物を探していた観音菩薩と出会い、慈悲を乞うと「猪悟能」という名と八戒を与えられました
その後、烏斯蔵国で商業を営む高翠蘭に婿入りしますが、観音菩薩の約束通り訪れた玄奘三蔵に弟子入りし、孫悟空、沙悟浄らと共に天竺まで経典を求めて旅をすることになります
道中においては敬虔な仏教徒として描かれ、煩悩と戦いながらも飲酒・生臭食・女犯を犯すことはありませんでした
武器は「釘鈀」九本の歯を持つ熊手を思わせる馬鍬(まぐわ)風の農具で、太上老君の作 悟空同様に雲に乗って空も飛べますが、これはあまり知られていません
取経の旅が成功して、来世には浄壇使者(注1)となることを釈迦如来より約束されたのでした
その自由奔放で人間くさい性格から、中国では孫悟空以上の人気を誇り、また、「猪八戒吃人参果(猪八戒が人参果(不老長寿の果実)を食べる)」(猪八戒は人参果の味が分からないので、物の価値や有難みを理解しない 日本の「猫に小判」「豚に真珠」と同義)など、猪八戒を題材とする諺も生まれました
沙悟浄(三蔵法師の3番弟子)
元々は天界の役人で捲簾大将(天帝の御側役の一人で、謁見を求める者が出た時に、天帝の前の御簾を巻き上げる係)でしたが、天帝の宝である玻璃の器を割った罪で天界を追われ、流沙河と、言うところで人を喰らう妖怪となりました
ある日、天竺に経典を取りに行く人物を探していた観音菩薩と出会って慈悲を乞い、「沙悟浄」という法名と戒律を与えられます
なお、悟浄という名は、師や兄など目上の者からの呼びかのみに使用され、普通は通称の「沙和尚」(しゃおしょう)と僧侶名で呼びます(孫悟空の「孫行者」、猪悟能の「猪八戒」と同じ)
原作では僧呂の姿をしていますが、人間とは異なる色黒の容姿から「竈君」(竈の神様)と間違われる事が多いようです
その後、観音菩薩の約束どおり訪れた玄奘三蔵に弟子入りし、孫悟空、猪八戒らと共に天竺まで経典を求めて旅をすることになります
本編では、妖怪が現れると悟空から三蔵の警護を命じられる役回りで、大した活躍をしていないという印象を受けますが、返せば、もしもの時に大事な三蔵法師の護衛を任せられる程、悟空から信頼されているとも言えます
自由奔放な2人の兄弟子と比べると、やや生真面目で実直な性質であるように描かれています
また、元代の資料『朴通事諺解』には悟空と八戒しか紹介されておらず、西遊記への登場がもっとも遅く、登場人物を道教の五行思想にそって配置するために最後に付け加わえられたキャラクターだと言えます
武器は半月刃の杖で「降妖宝杖」 - 「降魔の宝杖」とも呼ばれ、足踏み式の鍬 スコップのような使い方をする農具です
また、髑髏の首飾りには9個の髑髏があり、すべて三蔵法師の前世のものであるとされています
つまり、三蔵法師は過去9回転生し、取経の旅に出ますが、毎回 流沙河で沙悟浄に殺され、食べられた事になります
ちなみに、三蔵法師は10回生まれ変わるも、その間、一度も精を漏らした事がない(つまり、エッチや、それに類する事をした事がない(男の子ならわかるよね) (。◡""◡。ღ)ポッ)聖僧とされ、妖怪たちの間では『三蔵を喰らえば不老長寿になれる』とされていました(では、その三蔵法師を9回も食べた沙悟浄はいったいどれくらい生きるのでしょうか?(*≧m≦*)ププッ)
ともかく10回目にして初めて沙悟浄をも弟子に加え取経の旅は成功するのでした
取経の旅が成功し、来世では金身羅漢となることを釈迦如来より約束され、天界の池に住むことが許されました
日本では河童とされますが、それは流沙河の中から現れた水の妖怪であることからそう訳されました
注1 天界での供物の処理係 供物を自由にして良い(食べてしまっても構わない)
メルちゃんってすごいんだ~~~~~~~^^
あまりバカ言ってられませんね。。(;^_^A アセアセ…
まちゃあきはイギリスでも有名なのだ。
猪八戒はどっこいどっい。体格的には西田敏行。
沙悟浄は岸部シローが弱そうに見えたので、ウッちゃんか。
三蔵法師はやはり夏目雅子の圧倒的勝利!
以上私の独断と偏見の新旧対決でしたww
西遊記ブログもおもしろかったで~す!いかにドラマの影響が大きかったのか・・・。
あぁそういえばドリフの人形劇シリーズもあったねwww 今思い出したわぁ。
テレビドラマとは違った面が解りました。つづきを楽しみにしてます。