僕に おへそがない 22
- カテゴリ:自作小説
- 2010/03/06 15:01:12
僕には、お父さんとの思い出がありません。
小さい時の記憶は、僕自身が言葉をまだ話せなかったので、頭に言葉として記憶できなかったのかもしれません。
でも、映像として残っていてもいいのにそれもありません。
僕とお父さんがいっしょに写った写真は、おかあさんが赤ん坊の僕を抱いてお父さんと写ってるのが数枚あるだけでした。
「もしもし、元気にしてます。こちらは、変わったことありません」
おかあさんは、テレビのボリュウムを小さくしながら、お父さんからの電話に自分の携帯で話しかけていました。
「はい、ゴミトも元気にしています」
お父さんが僕の様子を電話で尋ねているみたいで、おかあさんが僕の名前を出してそう答えました。
「ゴミトに変わったこと?はい、ありませんよ。相変わらずです」
おかあさんは僕の顔を見ながら電話でそう話しました。
「はい。はい。はい、ずいぶん体は大きくなりました。来年、高校ですから」
おかあさんは僕から視線を外すと、お父さんの話の聞き取りに集中しているのか、テーブルの上の何も無いところ見ながら携帯を耳に当てたまま何度もうなずき、そう答えていました。
僕はおかあさんの様子と話の内容から、お父さんの会話を想像していました。
お父さんは僕の様子を気にしてくれてるように思えましたが、それは親の愛情からでなく自分の研究の為だと後から気付きました。
おかあさんの電話の受け答えの声が少し大きくなりました。
「塾ですか。塾にはやっていません。本人がいやだと言っているので。その代わりに家庭教師をつけました」
おかあさんは、なんだか興奮しているみたに見えました。
お父さんからの電話を聞きながら、携帯を持って無い手で缶ビールをつかむとそれを口にあて、残っていた缶ビールを飲みました。
「家庭教師の派遣会社の名前ですか。えっと、なんだっけ。今分からないのでまた今度連絡します」
そう言った後、二言三言話しておかあさんはお父さんからの電話を切りました。
僕はお父さんと話できませんでした。
おかさんの様子を見ていると、その方が良いように思えました。
おかあさんは携帯をテーブルの上に置き、黙ったまましばらく考え込んでいました。
そしてテレビのスイッチを消し、突然僕に話しかけてきたのでした。
「ゴミト、ちゃんと勉強してるの。世の中、偉い人間になりたかったら勉強しなければだめって、お父さんが言ってたわよ」
僕は下を向いて黙っていました。
「それから、ゴミト。体の調子の悪いところない?。なんか変わったところとか。お父さんがそれも聞いといてくれって」
「別にないよ」
僕は一瞬『オヘソが無くなった』と、言おうとしましたがリサ先生に誰にも話していけないと言われていたので、すぐにそう答えました。
「おかあさん、今までゴミトに黙ってたけど。ゴミトは体外受精で生まれた子供なの」
「体外受精?。それなに」
「学校で習わなかったの?。精子と卵子の話」
「雄しべと雌しべと花粉の話は習った」
「お父さんの花粉を体の外でおかあさんの卵子に注射したの。解った?」
僕は子供がSEXしてできることぐらいマンガを読んで知っていましたが、おかあさんをちょっとためしてみました。
「お父さんとおかあさん、やらなかったの」
僕はおかあさんに尋ねました。
おかあさんは、テレビのスイッチを入れました。
そして何も言わずスーパーのお弁当を食べ始めました。

























はい、バックの組織が動きだしたのかもしれません
日本を優秀な国民の集まりにしようとする国家プロジェクト
そのプロジェクトのために闇に消されていく人間
なんて、少しオーバーな表現ですね
人間に優秀とか劣等とかラベルをつけることがどんなことか
これも、オーバーでした
ただ、金持ちでも貧乏でも悲しさの人間でのレベルは同じだと思います
貧乏人の悲しみは取るに足りないと思うのは間違いだと思います
何か起きている事を感じ取っているのでしょうか?
電話なのに頷いてしまう……。
相手には見えないのに、思わず やってしまう事ですねぇ~ ^^;
ゴキブンの父と母はちゃんとしたみたいです
これから、お話ややこしくなります
書ききれるか心配です
なぎさおねえさんがBENクーさんのことクーさんと呼んでました
まねさしてもらうかも。です
ええ、何がサトシさんを?
ひょとしてサトシさんもオヘソが無いのかな
ゴキブンのオヘソ、ゴマが溜まってきました
よかった。普通に読んでもらえて^^
ちょと、文章の勉強を
ゴキブンはかわいいですか?
コメントありがとうございます
だんだんと見えてきたゴミトの背景が気になります!
読みやすい文体になりましたね
中学生のゴミト君・・なんだかかわいいですね^^v