羽衣の飛天女~羽衣伝説~
- カテゴリ:日記
- 2010/03/10 09:01:21
羽衣伝説(はごろもでんせつ)は日本各地に存在する伝説。その多くは説話として語り継がれており、最古とされるものは風土記逸文として残っている 滋賀県長浜市の余呉湖は『近江国風土記』・京都府京丹後市峰山町のものは『丹後国風土記』など
中でも最も有名とされているのが静岡県静岡市清水区に伝わる三保の松原伝説ではないでしょうか?
ところで皆さん、ご存知でしたか?
三保の松原伝説では羽衣は隠されていません 男は、その場で羽衣を天女に返しています
天女はお礼を述べ、「お返しに 天女の羽衣の舞いをお見せいたします」と、うれしそうに舞を舞いながら天界へと帰って行った
これが三保の松原伝説です
ずいぶんと優しい男性だったのですね◌( '∇^*)^☆うふっ♪
一方、羽衣を隠してしまうお話は、近江伝説や丹後伝説・その他の地方で見られる伝説に多く
1 結婚して子供をもうけた(近江・一般型)
2 隠した男が老人であったため、養女になった(丹後型)
などに別れ、その後の後日談も
1 結局隠された羽衣を見つけた天女は夫を捨てて天界に帰ってしまう(話によっては この時、子供を連れていったという話もある)(一般型)
2 養女になった娘(天女)は酒造りに才を発揮して老夫婦は大金持ちになるが、財を築いた老夫婦は自分の本当の娘ではない事を理由に追い出してしまう(丹後型)
追い出された天女は各地をさまよい ある土地に住み着いた(いろいろ地名はあがっているようです)
3 天女の子供は成長して嫁をもらい、畑に金がごろごろ落ちているのを知って財をなし後に 中山靖王となって琉球王国を築いた(沖縄県)
4 相思相愛になり、天の父に夫を認めてもらうために妻(天女)が献身的に夫を助けた
などなど、いろいろなお話になっているようです
また、天女の姿は時として白鳥の姿にもたとえられ、白鳥処女伝説などと混同され日本ばかりでなく、中国や東南アジアにまで似たような伝説が残されているそうですよ
以前、わたしも友達と静岡方面を旅して三保の松原に行ったんですが、松並木の一本の前にポツリとおさい銭箱が置かれていただけだったように記憶しています(*≧m≦*)ププッ
«ぺこりん»さん
後日談の2番は丹後伝説のお話ですね 山間の厳しい生活がこんな話になったのかもしれません
«あーにゃ»さん
すごい、いろいろな所に所属していたんですね~
«呂布»さん
«優(まさる)»さん
もし、呂布さんや優(まさる)さんが天女の羽衣を手に入れたらどうするんでしょう?
«ぶらっちぇ»さん
余呉湖には天女の像もあるそうですよ ラーメンばかり食べ歩いていないで、一度行ってみてはいかが?(笑)
男の方が、直ぐに羽衣を返すとは良い事です。
現代ならさもありなん・・・な人柄ww
伝説は美しくあって欲しいなぁ~。
教えて下さってありがとう♪
今度は天女ですか。
エキゾッチクですね。
いいな~~~
三国志-西遊記シリーズを一気に読破して
やっとここまでたどり着きました。
メルさん、すごーーい! 博識!!
三国志はほとんど知らなかったのでσ(^^; すごく面白かったです。
後でもう少し詳しく読み込ませてもらおう。
一気読みでは充分堪能できませんでしたw
西遊記は私の知っていたことあり、知らなかったことあり。
これも非常に面白かったです。
で、羽衣伝説! わーい♪
私、民話が大好きなんです。
昔々に民話民俗学の学会に所属してたこともあります。
はいはい、そうそう、そうなんですよねぇ、とうなずきながら読みました。
羽衣伝説は大陸から日本に入ってきた物語だけど、
だからこそ、今でも天女は大陸風の衣装(羽衣)で描かれるのかなぁ、などと思ったりww
できれば夢のある美しい悲恋の物語であってほしいと思います・・・。