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太極拳の歴史その1-2

「陳家溝」発祥のものは総称して「陳式太極拳」と呼ばれる。
陳家溝の出身者、その親族、お弟子さんと、色々な人が
改良を繰り返して伝承していて、"正統"をはじめとする
「陳式太極拳」の套路(拳法の型)がいくつも存在する。

代表的な「陳式太極拳」は、陳家溝出身者のうち、
それぞれ別人が異なる年代に定めたもので、
「老架式」「新架式」と呼ばれる套路である。
制定された年代的に「老」は古く、「新」は新しい。

今、日本で有名な「陳式太極拳」と言えば、上記
の二つである。
もともと「陳家溝」で発達した拳法は、現在のような
太極拳風味のものではなく、少林拳(映画:少林寺で有名)
に近い型だったと言われる。

少林拳に近かったという一つの根拠を僕も知っている。
陳式太極拳の套路の序盤に出てくる型の中に、
「金剛搗碓(チンカンタオツイ)」と呼ばれるものがあるが、
少林拳の型の中に似たものが存在している。

昔、少林寺を題材にした映画で見たし、若かりし頃には
その型を練習もしていたのだが、名称は忘れた。
「五行拳」だったかな?

他にも、「陳式太極拳二路(砲捶)」と呼ばれるものは、
「太極拳」というよりも「少林拳」にとても近い風格になっている。

「陳式太極拳」が現在のような風格になった背景は、
後に作られた「楊式太極拳」の良い所を取り入れたとか、
「王宗岳」の著した「太極拳論」の理論を取り入れたとか、諸説あるが、
真相は定かではない。恐らく両方では無いかと思う。

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