Nicotto Town


噛みました。……うれしくて。


俺小説 瀬木根ビオの憂鬱 プロローグ

「さあ始まるザマスよ」
「いくでガンス」
「ふんがー」
「そのノリはねーよ」

=================================

「転校生ですか」
 背の低い僕の一つ後輩、坂口このみが、少し驚いたように言った。
 放課後だった。
 僕は毎日、授業が終わると三階の部室に顔を出している。
 部活と言っても、特に目立った活動は無く、それは本当に部活としてなりたっているのかさえ疑わしいほどである。
 駄弁ることが仕事、とか言いそうなどこかの生徒会と同類に扱われても文句は言えないと思う。
「どうかしたか?」
「いえ、ただ高校の入学一カ月あとに転校生が現れるという話を、アニメかゲーム以外で聞いたことが無く、少しばかり珍しいなと思っただけです」
「お前は多分アニメとゲームに犯されすぎだ」
 あと、そのくどいほどに丁寧な口調はどうにかならんものか。
「酷いですっ!人のことを頭をやられた電波女みたいに言わないでくださいっ!」
「いや、お前その素質あるぞ」
 つーかゲームて。
 それ恋愛ゲームだろ。きっと。
 何で知ってんだよ。
「馬鹿なことを言わないでくださいっ!こう見えてわたしは体育会系なんですよっ!」
「なら運動部に入れよ」
「……わたしの実力は、地球上のいかなる競技をもってしても、測定不能なのですよ」
「嘘を言うんでももう少しマシな嘘をつけ!」
 意味ねーじゃん。
「信じていませんねっ?ではわたしが如何に運動神経バツグンのスーパー女子であるかお聞かせしましょうっ!」
「まだ引っ張るのかよ」
 スーパー女子って。
 何かセンス悪いな。
「そうですね……わたしは……」
「いま考えるのかよ」
「かくれんぼが得意ですっ!」
「しかも運動ですら無かった!どんなスキルだよ!」
「わたしのかくれんぼスキルを甘く見ないでください!ジャンプで連載中の某バスケ漫画の主人公のごとく隠れて見せます!」
「影が薄すぎる!」
 あと、お前もジャンプ読んでんのかよ。
 少年漫画だろうが。
「おっと、そろそろ視聴者さんが飽きる時間です。みんなが気になる転校生さんの話をするのにちょうどいいタイミングですよ」
「どんなタイミングだよ!」
「こうして潤滑な掛け合いに貢献しているのですから、少しは感謝してください。そして、転校生の話をしてください」
 坂口も気になっているらしい。
 まぁ気になるよな。
「言っておくが、あんまり面白い話はねーぞ?」
「構いません。どうぞ」
 目が輝いていた。この座高の低さからだと少し可愛い。
「しょうがねえなあ……」
 あれは、今日のホームルームのときだった……。

(続かないかも)
================================

どうやら俺は暇らしい。
完全なる娯楽小説を、まぁ気が向いたら書くわ。
ストーリー性?プロット?何それおいしいの?
あと、名前の由来とかは大体何も無いから。

アバター
2010/03/19 17:52
うぉ・・・せっきーが小説書いてるw
おもしろいぞ~!やぱ、せっきーは何でもできんだなw



Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.