俺小説 瀬木根ビオの憂鬱 プロローグの4
- カテゴリ:自作小説
- 2010/03/21 22:34:39
妄想小説。
この一言に限る。
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この部長は話をはぐらかしたり、煙に巻くのが大得意だ。
坂口は何故かこの部長をある程度慕っていて、しかも大雑把な性格をしている。
故に、日頃たまる文句を吐き出すのは必然的に僕だけだ。
なのだが。
「助かりました!私と波坂さんだけではあまりにも某物語をキャラ的にぱくりすぎてそろそろ文句を言われそうな頃合いでした!」
「へえ…それはきっと、僕の知らない物語だな」
坂口が話を反らしそうなので、楽しい会話をあえて放棄し、僕は部長に向き合う。
「おい、部長」
「何だ少年」
ちなみに、部長は何故か僕をこう呼ぶ。そんなことはどうでもいい。
「そろそろここが何部かはっきりさせてもらおうか!」
積年の疑問。というほど馬鹿長い付き合いではないが。
気持ち的にはそんな感じだ。
すると、部長は当たり前のように言った。
「柔道部に決まっているだろうが」
「ならば部室は畳のはずだ!」
僕もあんたも坂口も格闘技キャラではねえ!
「馬鹿め。愚か者には見えない畳を敷いてあるのだ」
「裸の王様!?」
「裸の王様?私のことか。……よし」
部長は制服のリボンに左手をかけ……
「ってどさくさに紛れて脱ごうとするな!あんたは神原か!」
「ああ、そういえばここには坂口後輩もいたな。彼女には私と少年の絡みは激しすぎて見せられないな。配慮に欠けていた」
「あんたと絡んだ覚えはねえ!」
「続きはホテルにしようか」
「行かねえよ!」
つーか、
いつもこんな感じだ。
坂口も慣れていることだろう。
僕は疲れる。
「と言うか、やはり知っているのではないですか」
やばい。
坂口だ。
「な、何のことかな?」
「いえ、何でもありません。気にしないでください。ところで、阿良々木さん」
「元ネタ的には大正解だが、しかし坂口、人の名前を化物語の突っ込み役主人公みたいに呼ぶな!僕の名前は波坂だ!」
「失礼、噛みました」
「違う、わざとだ……」
「噛みまみた」
「わざとじゃない!?」
やっちゃった。
だから知らないって言ったのに!
「ところで、阿良々木さん」
「もうやらない!絶対やらないから!もう満足しろよ!頼むからさあ!」
いろいろとヤバいんだって。
話の流れとか、著作権とかさあ!
いや、まだ大丈夫だと思うけど、一応、ね?
「そこまで言われては仕方ないですね」
「ああ、また今度つきあうよ」
「絶対ですねっ!?約束です!」
「絶対だ約束する」
ようやく満足してくれたらしい。
ひと息。
「で、部長」
「私のターン?」
「デュエルじゃねえ!そのネタはとっとけ!」
話進めさせてくれ。
頼んでるだろ?
そして本題。
やっと本題。
「部長は何で部屋に入ってこないんだ?」
既に嫌な予感しかしないのだが。
「説明しようとしたのに、君たちが楽しそうに話しているから」
部長は少し不機嫌そうになったが、それは僕じゃなく坂口のせいだ。
てゆーか、あんたも原因だろうが。
「まあいい。少年、今日きみの教室には転校生が来たようじゃないか」
「ん?ああ」
またその話か。
「そうだけど、それとこれとに何の関係が……はっ!まさか!」
本当に?いや、そんなわけはない。
息をのむ音がした。僕か坂口のどちらかのだろう。
僕は部長の右腕を見た。
何かを持っている。……首?等身大人形でも持ってきたのか?いや、違う!
人形は、泡を吹いて気絶したりしない!
人形は、白目を剥いて昏倒したりしない!
だから、
部長の持っているそれは……。
「そう、そのまさかだ」
今日、僕の教室にやってきた、微妙に馴れ馴れしく風変わりな転校生。
瀬木根ビオの、死体のような姿だった。
「って何やってんだあんたは!」
さいわい、息はあった。良かった。
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ここの字数制限は大嫌いだ。
だって、ネタが湧いて湧いて仕方ないんだもん。
そのうち別にブログでも作るかな?
そろそろかなりぐだぐだですが、どうだったでしょ。て、ネタしかないよね。ごめんなさい。
最後のあたり字数制限に引っかかって、やむをえず大量削除しました。仕方ねえ。
ぎこちないところあったら思いっきりバッシングしてくれ。
もしかしたら連続投稿するかも。ネタが尽きない。
んじゃひとまずノシ
最高ですb
続き楽しみにしてるよ♪
読むのが、疲れた・・・
すごいねぇ~!!よくこんなに書けるね・・・