わたしがまだ穂高（安曇野）に住んでいた頃のお話。
季節は夏真っ盛り。
その夏は毎日ＰＭ3：00頃になると雷鳴が轟き、辺りが真っ暗になったかと思うと、
視界が利かなくなるほどの豪雨が2時間ほど続いて、道が川のようになるとゆー日々が続いていました。
落雷も頻繁でうちの会社もよく落雷による停電を起こして全ラインがストップしていました。

その日、わたしはライン調整のため突然のうれしいお休みを言い渡され、
送迎バスのみんなを笑顔で見送った後、自宅でのんびり大根をぐつぐつ♥
芯まで煮汁が染み込んでやわらかぁ～くなるのを心待ちにしながら、
大根の皮と葉っぱをお漬物にして、せっせとお部屋のお掃除をしていました。
家事がひと段落してふと時計を見ると、時刻はＰＭ3：00をちょっとすぎたあたり。
外に目をやると近づいてくる真っ黒な雨雲のせいで辺りはすでに薄暗く、
全開にしているベランダからは生ぬるい湿気た風が部屋の中に流れ込んできました。
おぉぉぉ～っ！！
今日もまたあの瀑布のような雷雨が来るのねぇ～♥
永遠のおコちゃまであるわたしはテンションアゲアゲ♪
自然の猛威を感じるのが大好きでしかたがない＼(^o^)／
（被災者が出るほどのものはイヤだけど。。。）
わたしはいそいそとお皿に大根の煮物をよそい、ベランダを正面にしてローテーブルに座りました。
ベランダといっても1Ｆの部屋なのでちょっとしたお庭のようになっていて、細い道を挟んだ向かい側の田んぼや麦畑がよく見える見晴らしサイコーの作りになっています。
大根をふーふーしながら『そのとき』を待っているわたし♥
ついさっきまでの真夏のギラギラ太陽＆カンカン照りは完全に身を潜め、生ぬるい風もだんだんとその強さを増してきました。
ん。。。？？
正面の田んぼの一部の稲が、乱れた風でヒュンッヒュンッとおかしな動きをしている。。。
しかもそれはみるみるうちに2㍍ほどもある大きく透明な玉に。。。！？？
不思議に思いながらも丁度いい塩梅に冷めた大根の煮物をお箸でつかんだそのとき・・・ピカッ・・・
どっかぁぁぁぁぁぁーんっっっ！！！！！！
という衝撃＆轟音とともに、わたしの体は後ろに吹っ飛ばされてました。
・・・・気が付くと、わたしは背後にあったクローゼットの中まで飛ばされていて、大根の煮物をしっかりお箸でつかんだままアクロバチックな格好で収納されていました。
そしてしばしの静寂のあと、叩きつけるような豪雨と激しい雷鳴が(+_+)

あの透明な玉は、どうも圧縮された空気の塊だったようです。
そこに雷が落ちて大爆発が起きてしまったと思われます・・・
ベランダの戸を閉めていたら、爆風でガラスの破片を浴びていたかも・・・です(T_T)