・・・ 私の 初恋 ・・・
- カテゴリ:恋愛
- 2010/03/25 23:12:40
夏の夕暮れ。紫掛かった空の下、
裏の森でヒグラシが鳴く頃になると
あの頃を思い出してキュンと胸が痛くなってしまうのである。
思い出すのは中学生の頃の夏、
剣道部に在籍し、厳しい稽古にもかわらず
毎日の様に部活に出ていたのは、
同じ剣道部に在籍するお茶屋の娘が好きだったからであった。
そもそも剣道部へ入部した動機がそのお茶屋の娘と親しくなりたい
という当時の言葉で言えば「不純」なものだった。
剣道の稽古が終わり、お茶屋の娘が面を脱ぐと、
その顔からは玉のような汗がこぼれ落ち、
手ぬぐいを巻いた小さな頭の横には、
少し大きめの耳が赤らんで見える。
その可愛いさに、
その愛しさに、
私の胸は原因不明の痛みに襲われるのであった。
当時、サッカー部に在籍する菓子屋の息子が、
私の親友なのであった。
皮肉な事に、彼もそのお茶屋の娘が好きだったのである。
それはある夏休みの蒸し暑い午後の事である。
いつもの様に菓子屋の息子の自宅で売り物の菓子をお盆に盛り、
売り物であろうラムネを二人で勝手に飲んでいた。
すると漫画を読んでいた菓子屋の息子が、
急に私の方に向き直ると、
私がお茶屋の娘の事を好きだとは知らずに
彼のその胸の内を私に話し始めたのである。
そして自分の気持ちを、
なんと、私からお茶屋の娘に伝えて欲しい
などと言ったのである。
私は友情をとるか恋をとるか迷った。
が、その役を引き受ける事にした。
いつもの様に剣道部の稽古が終わったある晩夏の夕暮れ、
ヒグラシの鳴く体育館裏の森に、
お茶屋の娘を呼び出し私は愛を告げた。
それは菓子屋の息子の愛では無く、
自分自身の愛だった。
ところが一年先輩の剣道部員と交際しているという理由で、
私は無惨に、しかも超簡単に失恋した。
暫くして菓子屋の息子には
「彼女には好きな奴が居る」とだけ伝えた。
彼はたいそうガックリしていたが、
それ以上に私の心の痛みは大きかった。
そう、愛と友情を一度に無くしてしまった気がしたのである。
それ以来、剣道の稽古は休みがちになり、
そして寒稽古の前に退部してしまった。
そして春。。。
ブラスバンド部に入部した私は、
ホルンを吹く 工務店の娘に恋をしていた。






























>頭のいい人(回転の早い人)でした^^
私は回転早いですよ、
ただクルクルと回転しているだけですが。(笑)
しかし「優れた遺伝子をGET!」ですか~
いや科学的で良いですね。うん。(^-^)
私の若い頃の口癖は、
「優れた遺伝子をGETできるように、女を磨く!!」
でしたから^^;
まぁ、あの頃はちょっと考え方が、歪んでいたとは思いますが・・・
ちなみに、私の探していた遺伝子の優れた人とは、
頭のいい人(回転の早い人)でした^^
It's better to have loved and lost than never to have loved at all.
〔恋をして恋を失ったほうが、一度も恋をしなかったよりマシである〕
― Alfred Tennyson(アルフレッド・テニソン)
と自分に言い聞かせておりますた。(笑)
>恋の力だったのでしょうか・・
そうですね、たぶん、いや、カンペキにそうでした。(笑)
やはり男性というものは自分のDNAを残して行くために
女性にアピールする何かを本能的に求めているのでは
と思います。仕事でも趣味でも、結局は本能的に他の
男性よりも優れている面を女性に認めてもらいたい・・・
じゃないかな~と。 ( ̄∇ ̄;)
草食系も、現代においてはアピールの一つなのかも。(笑)
でもちゃんと気持ちを伝えているのは、すごいですね!!
今時の草食系の男の子達に、見習わせたいですよ!
(友達にもいっぱいいるんです^^;)
それにしても、楽譜が読めなくても・・・ってすごいですね!
それで大会で2位なんて!!
恋の力だったのでしょうか・・・*^^*
結局ブラスバンドに入部してチューバを吹いてたのですが、
楽譜が読めず(おたまじゃくしにしか見えない)。指が覚える
まで練習してました。でも三年生の時には県大会やSBSの
大会で2位まで行きました(優勝すればNHKホールで全国
大会だったんですが・・・残念・・涙)。
で、ホルンを吹く工務店の娘もバスクラリネットを吹く副部長
の事が好きだったので、ぜんぜん相手にして貰えませんでした。
あとは高校の時に1回と学生時代に1回と成人してから2回
ですかねフラレたのは(笑)。いちばん切なかったのは焼津の
田子十というスーパーの登呂田店のレジ係の女性に恋を
した時ですかね。あの娘にフラレたのは辛かったです。マジ。
ちなみに告白されたのは・・・、え~と、え~と、・・・
一度もありませんでした(キッパリ)。 ははは ( ̄∇ ̄;)
そんなこんなで、失恋物語のネタには事欠きませんです。(笑)
この頃って、友達同士で同じ人を好きになってしまう事ってよくありましたよね><
菓子屋の息子も自分で言えよ!!って思っちゃいました><
そしたらこんなに、ももんがさんが傷つく事はなかったかも知れないのに・・・
でも、、、私も友情は取らないかも知れません。
「私も好きだから、あんたはあんたで言って!!」って言っちゃうかな^^;
それにしても、流石!!ももんがさん!!
切ないのに・・・面白かったです*^^*