Tom Waitsの傑作「Rain Dogs」から。

良いものも悪いものもある世界を、ただひたすら優しい目で見つめる。
変えようとしない。避けることも逃げることもしない。ただ、優しく。
こんな曲で、こんな声で、こんな世界を歌われてしまったら、
何も恨んだり憎んだりすることなく受け入れてしまいそうで。
それが良いことなのか悪いことなのかも考えられなくなるほど、
この世界をただひたすらに優しく包み込む歌です。

そんな風には生きられないよ！とイヤイヤをする子供のような心すら、
トム先生の前では「オーケイオーケイ」とあやされてしまうような大人の怖さ。
そんな大きさに触れたくなったときには、トム先生の歌を聴きましょう。

ナイト・オン・ザ・プラネット
…個人的にはウィノナ・ライダーの最高の演技が見られると思います。
この映画に彩りを添えるのも、トム先生のスバラシイ音楽。

http://www.youtube.com/watch?v=B0Owl_X-m8I