Nicotto Town


妄想系音楽論


Bring The Noise

※もともとの曲はPublic Enemyの2nd「It Takes A Nation Of Millions To Hold Us Back」に収録されていますが、ここではAnthraxとの共作でリメイクしたシングル(4th「Apocalypse 91 ... The Enemy Strikes Black」に収録)を取り上げます。

この曲はハッピーな衝撃でした。もともとどちらも好きなグループでしたが、その当時はまさかコラボが実現するなどとは夢にも思えなかった。
Public Enemyは政治的かつ過激なメッセージをラップに乗せるヒップホップの急先鋒として名を轟かせていました。インタビューなどでは白人、特にユダヤ人を敵視するような言動を頻繁にしており、ステージではKKKの人形を絞首刑にするなど挑発的なパフォーマンスをすることさえありました。Flavor Flavの天才的なアジテーションと、何よりChuck Dのライムの説得力(ラップは「歌」なんだと、この人を聴くと分かります)と、緻密に作りこまれた音楽は雨後竹の子のように現れた凡百のグループとは天地ほどの差があった。
かたやAnthraxは西海岸のメタリカと並んで東海岸でスラッシュ・メタルの旗手として知られていました。とはいえ、もともといわゆる分かりやすいヘヴィメタ的な音楽をやっていたわけではなく、ネイティブ・アメリカンの音楽やファンクの要素を取り入れたり、実験的なことを楽しくやっているクラブ活動みたいなバンドという感がありました。ただ、一部Living Colourなどの例はあったとしても、HR/HMは依然として白人の音楽であり、ライブの映像を見ても黒人の姿はほぼ皆無でした。

それがある日突然のコラボレーション。PV観てぶっ飛び&驚喜。
PEの政治的なメッセージや過激なパフォーマンスはあくまでも表現であり、その他の良い音楽を排除しているわけではないのだと、頭でっかちの原理主義集団ではなく、良いものは良いとしてどんどん取り入れていくんだと。Anthraxもまったく臆することなくこれに同調していいだけ調子に乗って音楽を楽しみきっている様子が、曲調に反してこの曲の無上のハッピネスにつながっているのではないかと思います。

とにかく、楽しい!!
これから気が重いイベントがあって、戦う気分を盛り上げたいときに特に効きます。

http://www.youtube.com/watch?v=RBA-xi8WuCU
↓音の激しさに比してこのライブのなんとハッピーなことか。
http://www.youtube.com/watch?v=CEwKCu0P89c

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2010/04/03 15:05
>ユウキ
あらあら、お休みなのに大変だね。がんばれー。
ところでウクライナ、結局行くの?

>雪花梨雪花梨雪花梨
文字はいいからPVを観ろ。観れば分かる。楽しい。
アバター
2010/04/03 14:19


字がいっぱいでさっぱり…(~_~;)
アバター
2010/04/03 14:03
これからとても気が重いイベントがあるので ききます!!

良いものは良いものとしてとりこんでいくことができるのは

本当にすばらしいと思います



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