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老師達の話その7

太極拳は奥深く、その道は険しい。長い練習の時間が必要になる。
一日一時間ちょいの練習では、なかなか前には進まない。
しかし老師様くらいになると、その練習量、武術に対する
姿勢は凄いの一言である。

これは一人の老師様の生き様である。この話が道を極めんとする方の
お役に立つよう、切に願う。

老師様がご結婚された時の話である。若い二人は結婚式の日取り
も決め、この先の幸せな未来に胸を膨らませていた。他聞に漏れず、
お二人は新婚旅行の段取りも進めていた。ゆっくりと二人で旅先の
感動を分かち合おうと思っていたに違いない。

ところがである。老師様がお世話になっていた太極拳の先生が来日される
事になった。急なお話であった。真摯に武術に取り組む老師様の事。
先生が来日されるとなれば、礼を尽くし、そのお世話、宴の段取りなど、
多忙を極める事は間違いない。

「新婚旅行をキャンセルさせて欲しい」と御夫人に頭を下げたそうである。
この一事だけで、老師様は御夫人に一生頭が上がらなかった事は想像に
固くない。しかし武の道を目指す老師様はやってのけたのである。

実際のところ、老師様は先生や随行される先輩方に会いたくてしょうがなかった。

老師様が後に太極拳の達人になる事は、この時から決まっていたようなもの
であろう。凡人が新妻に向かって「新婚旅行をキャンセルさせて欲しい」
とはなかなか言えない。

老師様の弟子である僕の師匠様も武の道一筋なので、結婚以来、御夫人から
色々と文句を言われるそうである。「道を極めるならこんくらいやらなきゃ」
という生きた実例である。

#日記広場:人生

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2010/04/05 22:36
う~ん、大変なんですね~いろいろと(^_^;)



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