Nicotto Town



反核燃の日

1985年(昭和60年)に青森県労組が六ヶ所村核燃料サイクル基地建設に反対する姿勢を示すために制定されました。 

 現在は、青森県 の六ヶ所再処理工場が建設されてしまいました。
 世界で今運転を開始しようとしている再処理工場は六ヶ所工場だけですが、3月に原子力発電所の実 際の使用済み燃料を使った試験(アクティブ試験)を開始するスケジュールになっており、2006年4月1日に試験が本格化されそうです。
 その結 果、使用済み核燃料の切断・溶解作業が始まったことに伴い、日本原燃は同日、工場の主排気筒からクリプトン85などの放射性物質が大気中に放出され始めた ことを確認されたそうです。
 
 とりあえず、「試験」とはいうものの、2007年5月の操業開始までに約4トンのプルトニウム(長崎型原 爆500発分以上)を取り出す計画だそうで、実質的な本稼動だといえるでしょう。

 で、問題はてんこ盛りの山盛りです。

  核問題というと、ついつい、イラン、ブッシュ政権、北朝鮮などの、核問題の視点は海外のみに向けられているを連想しがちです。
 それは、イランの 核開発問題、ブッシュ政権の再処理計画再開の問題などに比べて、日本国内の核燃料再処理については、注目度は低く、安全性・不用性・経済性の問題は、十分 に知らされていないことが大きな理由でしょう。
 しかし、日本国内は大変大きな問題をかかえています。
 私たちは、原子力発電を利用し、 核の再処理施設を建設し運用しようとしている日本もその渦中にいることをわすれてはならないのです。
 国際的な問題とすれば、核拡散防止の観点か ら再処理モラトリアムの必要性が国際的に議論中で、是非の結論がでていません。
 このような「試験」を強行することは、たんなる既成事実を作る行 為であり、そもそも、核廃絶を目指す日本の政策をもち、かつ、非核保有国である日本が膨大な核物質を保有するというのは、大きな矛盾です。




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