※　Johnny Nashの曲であり、Jimmy Cliffのカバーが有名な曲ですが、ここではBEAT CRUSADERSがカバーアルバム「MUSICRUSADERS」でカバーしたヴァージョンを取り上げます。

傷ついた体験を語るよりも、そこから立ち上がろうとする前向きな姿勢を見せることが、よりその傷の深さを物語るということは往々にしてあると思います。この曲もどこかそんな雰囲気を漂わせる（「I Can See Clearly」ですが、それは「Now」なわけですからね）。でもとても前向きで明るい歌だと思います。
そんなどこか陰のある明るい歌を、ただ単に底抜けに明るい爆裂ソングに変身させてしまったのが、遅れて来た天才ヒダカトオル率いるBEAT CRUSADERS。ほぼ同年代として共通する音楽体験を持っているこの人たちが作る音は、どこか懐かしく、でも間違いなく今の音楽として成立するカッコよさ。ヒダカトオルは絶対にこの曲の影の部分を知っててこういうアレンジをしていると思う。まさに若いもんには出せないエロさだよ、アニキ！

一人ひとりは目立った技量を持っていなくても、アイディアとバンドとしての一体感（＝練習は裏切らない）さえあれば、カッコいいロックンロールは出来るという好例バンドだと思います。そんでお面つけて出てくるんだもん、ずるいよなあ。

ライブでの恒例「お○んコール」、参加したい人、挙手！

http://www.youtube.com/watch?v=Ex4yCdWxn74

↓これとどっちにしようか迷ったDancing Queen。
http://www.youtube.com/watch?v=Rq0DnzMgb-g