僕に おへそがない 25
- カテゴリ:自作小説
- 2010/04/10 19:33:50
今、各国の地域紛争は、テロ・ゲリラ戦になっていました。
兵器の進歩により、人間を簡単に抹消することが出来るようになってしまっていたのでした。
兵士達はその重装備を捨て一般人になりすまし、目標を指差すだけで音もなく目標を暗殺できるようになっていました。
その新兵器はまだ一般には知られていませんでした。
そう、殺人のために火薬の力で弾丸を飛ばす時代はもう終わろうとしていたのです。
今日のリサ先生は、どことなく淋しげで美しく見えました。
僕は中三ですが、はじけた美しさより寂しい美しさのほうが好きな、すこし年寄りじみたところがありました。
「ゴミト君、はっきり言うわね」
リサ先生は僕を直視しながら、そう言いました。
「ゴミト君は、遺伝子操作をうけているの」
僕は一瞬、なんの話かわかりませんでした。
でも先生の真剣な眼差しに、僕はただならぬ空気を感じました。
「君のお父さんは、君の洞察力と認知力を高めるために君の遺伝子に細工をほどこしたの」
「僕のお父さんが、僕にそんなことを。ほんとなんですか」
「ゴミト君のお父さんと防衛大学病院で働いていた仲間が言ってたから本当よ。君がフラッシュバックを起こすのはそのせい」
「なんでお父さんが、僕にそんなことしたんです」
「それはー。お父さん、君を優秀な兵士にしたかったんじゃない」
「僕を兵士に。僕を戦争に行かせるつもなんだ」
僕はお父さんに対して怒りの感情が起こってきました。
同時に親に見捨てられたような悲しい気持ちにもなりました。
「これは、国の重要な秘密だから君の心で止めておいてね」
僕の心は先生の話を聞いてパンクしそうでした。
目から涙がこぼれそうになりました。
「ゴミト君、君だけじゃないの」
先生は泣きそうな僕を見てそう言いました。
「いい、お隣の国ではもうそうやって優秀な兵士を造りだしているの。成人したヒトはどんどん日本にやって来てるの。戦争はもう始まってるの」
リサ先生の『戦争はもう始まってる』の言葉に僕はドッキとしました。
「歴史で習ったと思うけど、第二次世界大戦からもうじき百年が経つわ。日本は原爆によって終戦を迎えたわ。でも昔と今では戦争の方法が変わったの。敵の人間を抹消することには違いないけど、その方法が変わったの」
先生はだんだんと感情が高ぶってる気がしました。
でも僕はお父さんに裏切られたような気持ちの方が大きく、先生の話はあまり耳に入らなくなっていました。
『なんで、お父さんが僕にそんな事を』をという疑問が何度も僕の頭に浮かんでいました。
先生はそんな僕に気が付いたみたいでした。
先生は話すのを止め、空の僕のコップと自分のコップにペットボトルの残りのお茶を注ぎました。
「はぁ~」
先生はため息をつくと、お茶を一口飲みました。
「お父さんの話で落ち込んだ。まだ中三だもね」
先生はコップを手に持ったまま、僕をチラット見ました。
「先生、僕のお父さんは悪いヒトなんですか?」
僕はたまらなくなって先生に質問をぶつけました。
「うー。たぶん国の事を思っているヒトだと思うけど」
「おかあさんや僕をほったらかしにして、そんな事してるんですか」
「お父さんが、嫌いになった?」
「よくわかりません」
「これだけは言っとくわね。これから君は大切な事をしなければならないの。だから何でも耐えなければ」
僕は本当に悲しくなってきました。
なんだか一人ぼっちにされたような心細さに、不安と恐怖を覚え涙がかってに込み上げてくるのでした。

























今日どこかの国の大統領の乗った飛行機墜落しました
操縦ミスで終わるみたいです
重要な人物の謎の死、多くなるかも
ゴキブンは大丈夫かな
BENクーさんも気をつけたほうがいいかも
ゴミトに託された使命と、それにたじろぐゴミトの心情・・・
ゴキブンさんワールドがいっそう広がっていきそうですね。(^-^)
うー。
リサ先生もオヘソありません。
ゴミトより5年早く遺伝子操作を受けている事になるのかな
ヒトの考えている事が読み取れるみたいです
反政府の活動家ですから平和主義者ですね
本当に戦争になったら、北海道危ないですね
大切な人を守りきる揺るぎない意志と、無駄のない筋肉、それでいて女らしい!
格好いいリサ先生、インプットされました ^^
はい、ちょとターミネーターのサラをイメージしてしまいました
ゴミトにはワビサビなん分からないと思います
心理戦争、難しいです
いきあたりばったりの小説で書くのは止めたほうがいいですね
なんかゴミトと藍姫さんは影と光ですね
藍姫さんのお父さんは藍姫を大事にされてるみたいに思えます
フジコのイメージ分かりました
って、リサ先生は枯れてないですよぉ~^^;
私の中では、健康的でセクシーな女スパイ(ふじこちゃん?)のイメージです ^^