アイドルマスターDS、その4
- カテゴリ:ゲーム
- 2010/04/11 01:04:59
クラスメート「秋月、俺の彼女になってくれ! お前なら男でもいい!」
オープニングが始まった途端にDSの電源を切りたくなった。
眼鏡っ子の秋月涼くんは「可愛い」ことでとっても評判。涼くんに想いのたけを打ち明ける男子は、ひとりやふたりではないそうな。
私としては、交際をお断りした後の友達関係がメッチャ気になるのですけど……。涼くんは中学生であって、同世代のティーンエイジを倒錯の世界に引き込む、罪深い男の子。
こういう「本当は男なのに女の子とみなされる」キャラクターのことを、業界用語で「男の娘」と呼ぶとか。
涼くんはイケメンとして世にデビューするため、イトコのお姉ちゃんが務めてる芸能事務所に飛び込むのでした。お姉ちゃんには別の事務所を紹介され、日高愛・水谷絵里と一緒にアイドル活動を開始します。
3人それぞれの目的は、
日高愛:有名アイドルの娘である生い立ちは隠し、実力でトップアイドルを目指す。
水谷絵里:格式高いアイドル・クラシック・トーナメントを制覇すること。
秋月涼:女の子にモテるため。
男ってしょうもない生き物ですよね。
涼くんの志望はイケメンアイドル! しかし、社長はそれを一言で却下。
社長「男の子としてデビューするなら、うちでは飼えません。まなみ、元の場所に捨ててきなさい」
まなみ「社長……その、私……」
プロデューサーのまなみさんがフォローしてくれるんだけど。
まなみ「私も、涼くんは女の子としてデビューしたほうがいいって思うんです!」
社長「ふふふ、わかってるじゃないの。女の子のこと色々教えてあげなさい」
涼「ちょっ、まなみさん!?」
これも「モテたい」などという浅はかな理由と、血縁のコネで、実力主義の芸能界に飛び込んだ報いでしょう。「トップアイドルになったら男の子として再デビューすればいいわ」という社長の口車に乗せられ、涼くんは女の子デビューします。
さて、第一に涼くんがするべきこと……それは女性の服に慣れること。涼くんは女装して街を歩きまわるはめになりました。途中でクラスメートとすれ違ったりして、ヒヤヒヤ。
まなみ「涼さん、どうですか?」
涼「なんだかこそばゆいですよ、う~」
スカートが寒いだのパットが重いだの、弱音の連発で情けないな、涼くんは。
そんな涼くんが呟きました。ハイ、3択。
・はみだしそう
・もよおしそう
・つまずきそう
はっ、はみだしそう!? ちょいと、つーことは何デスカ、涼くんはブリーフでもトランクスでもないものを履いているというのっ? う、うわぁ……私は履いたことがないのでわかりませんが(あってたまるか)、ハミダシソウって感覚はリアルなのでしょうか?
もっ、もよおしそう!? 膀胱が違和感に圧迫されて尿意が、という意味なら、十三歩くらい後ずさって納得してやろう。しかし、欲望とか劣情とか情欲をモヨオシソウ、とも解釈できる。
こんな3択、ツマズキソウを選ぶしかないじゃないか……。( ̄□ ̄;)
食み出しもせず催しもせず、アイドル活動そのものに躓きそうになった涼くんに、社長はさらなる試練を与えます。
涼「社長、僕……じゃなかった、私、あの、トイレに行きたいんですけど」
社長「行ってくればいいじゃない」
涼「だから! 男子用と女子用、どっちに入ればいいんですか?」
社長「あなたは身も心も女の子になっているのよ!
女子トイレに入るのに何の遠慮もいらないわ!」
今回は確実に「尿意を催してる」涼くんは、トイレまで大急ぎで走っていきました。
社長「……吹っ切れたみたいね。ふふふ」
もしかして、こんなくだらないシーンのために、このゲームは15歳以上推奨なの???
市民プールにてビキニでポーズを取らされた頃には、良識ある人間として大切なモノをほとんど失っていた涼くん。そこを、まなみさんが無慈悲に追い打ち。
まなみ「何のケアもしないで、そんなにキレイな足なんですか? 妬けちゃいます……」
涼くんのおみあしを眺めて、羨ましそう。そういえば、男性的な脚のラインは女性にとって羨ましい、という話を聞いたことがあります。
それでも美少女アイドルとして売れ始めました。得たもの(知名度)よりも失ったもの(人間性)のほうが大きい気がしますが、目を瞑ってあげましょう。
3人のアイドルが頑張ってくれるおかげで、事務所も賑やかに。そんなある日、社長が社員旅行を企画しました。海で泳いだり、バーベキュー食べたりして、夜はキャンプで過ごしましょう! 事務所のみんなも大喜び。
みんな、の内訳:社長(女)、まなみさん(女)、尾崎女史(女)、日高愛(女)、水谷絵里(女)。そこに女の子のフリせざるをえない男の子がひとり。 わかっちゃいるけど定番のシチュエーションだよね!
~ドキッ! 女だらけの海水浴~に続く。
続きに期待。