豪フィットネス業界:良いサービスのための10ヶ条
- カテゴリ:日記
- 2010/04/13 01:07:37
Ezypay社発行「Australian Fitness Industry Survey 2010」によると、フィットネス業界の消費者動向を語るキーワードは、①情報、②繋がり、③個別対応である。同レポートにはオーストラリアのフィットネスクラブ会員7,650名に対するアンケート結果をもとにしたクラブ運営プラン10ヶ条が掲載されている。
1. ナウイズム
- リアルタイム情報(現在チェックインしている会員数、トレッドミル使用者数、スタジオレッスン予約者数)
- 24時間オープン(セルフサービス体制)
- オンライン予約(エアロバイク使用予約)
- 月間・年間会員のように契約期間を設定しない自由メンバーシップ制
2. ライブビデオ
- ウェブで現在のクラブ状況、スタジオレッスン中のインストラクターの映像、パーソナルトレーナーのメッセージビデオを公開
3. パーソナライズ
- ロッカーにコンピュータスクリーン搭載(会員の好みの色を基調とした画面で挨拶メッセージ、友達のチェックイン状況のお知らせ、トレーニング結果の表示)
- 会員の好みの色・生地で作るNike製トレーニングウェア
- クラブ・パーソナルトレーナー・友達・ジム友からのメッセージが入ったオリジナルTシャツ
4. イベントミックス
- インドアのステーショナリーバイクをビーチに移動してレッスン
- もうすぐ花嫁さんのダイエット合宿
- ツイッターを使って最終目的地を直前に知らせる自転車ツーリング
- 大会開催(フィットネス、ダイエット、グループ競技)
5. ワイヤレス
- クラブに設置された機器に携帯電話を接続してエクササイズ活動を記録(オンラインで本人およびパーソナルトレーナーが閲覧可)
- トレーニング記録が保存されている携帯電話を会員証として使用
6. 古きよき時代の人々
- シニアをターゲットとしたレッスン・有名プログラム
- 保険会社のポイントが稼げるシニア向けプログラム
7. キッズ
- アドベンチャータイプ・ゲームを使ったプログラム
- キッズ専用ジム/パーソナルトレーナー/マシン
- 子供用エクササイズ啓蒙ウェブサイト
8. ローテク
- 緑と青空のアウトドアエクササイズ
- 公共スペースで器具を最小限に抑えてエクササイズ
- ベリーダンス
- 飛ぶ感覚を体験できるクラス(ReebokのJukari、シルク・ドゥ・ソレイユ)
9. 慈善事業に貢献
- 慈善事業に1日参加した人にパーソナルトレーニングのセッションをプレゼント
- ランニングマシン走行距離をチャリティーに寄付
- 自宅にあるエクササイズマシンをクラブに寄付すると(クラブは地域コミュニティに寄付)入会金無料
- クラブ主催のゴミ拾い活動、ガーデニング(トレーニングに代わるエクササイズとして)
10. エコロジー
- シャワー廃水を庭の水撒きに再利用
- 建材や内装にリサイクル材料を使用
- 太陽光発電や風力発電を活用
- トレッドミルやバイクのワット数でエネルギー発電
- クラブでのプラスチックボトル販売・使用禁止
- クラブの庭で野菜やフルーツを栽培しクラブのカフェで販売
(http://www.fitnesssurvey.com.au/medias/EZYPAY%20Fitenss%20Trend%20Report%202010.pdf)
なんか変なアイデアもあるなあ。どこまで実現してるのか、オーストラリアのフィットネスクラブ体験ツアーに行ってみたいな。クラブ側もお客さんを飽きさせないよう、新規顧客をとりこめるよう、あの手この手で大変そうだね。
Nekoが通ってるフィットネスクラブも、しょっちゅうプログラム改編してる。ベリーダンスが増えたのは嬉しい限り。でも人気が落ちるとなくなってしまう可能性もある。まあ、なくなったらなくなったで、別の何かを見つけるんだろうけどねえ。
好きなインストラクターに関してもそうだけど、あまり入れ替わりが激しいと辛いなあ。せっかく馴染んで毎週楽しみにしてるレッスンがなくなると、しばらく心にぽっかり穴があいてしまうから。