慰謝料の30万が振り込まれる約束の日。
朝イチで記帳してみると、
弁護士事務所名義できっちり満額が振り込まれていました。
わたしはスグに着金の報告をＣ弁護士に入れました。

数日後、検察から電話があり、
どこの検察庁でもいいので一度出頭して欲しいとのこと。
わたしは自宅から歩いて5分ほどのところにある地元の検察庁と
都合のいい日時を指定しました。

出頭当日、指示されていた印鑑と身分証明を持って検察庁に向かいました。
到着するとわたしは担当の男性検事に案内され、
クーラーそよそよの広い部屋に通されました。
席に着いて身分の確認が済むと、検事さんはたくさんの資料を取り出し、
「送検の前にあなたの意思の最終確認をさせてください。
すでにご存知かとは思いますが、書類送検されると前科がつきます。
送検後はいかなる理由があっても取り下げはできません。
あなたは、○○○○を書類送検しますか？」
と聞かれたので、
「はい、もちろん○○を送検します。」
ときっぱり答えました。

検事さんの持っていたたくさんの資料は、事件の概要と犯人とわたしの調書で、
それに基づいて細かい話が進められました。
この検事さんはとても心ある方で、
わたしの心情やこれまでの事情聴取などの大変さ、
そしてアホな犯人夫婦や弁護士モドキたちとのやり取りを真剣に聞いてくれました。
やっとまともな人間と話せたので、すごくホッ♪としたのを覚えています。

最後に検事さんが
「納得できんとは思うけど、この犯人の男は懲役にはならへんわ」
というので
「どうしてですか？？」
と聞くと、
「あんまり公にはできひんねんけどな、刑務所はもうたくさんの受刑者で溢れてて
懲役にしようにも収容する場所がないんや。
テレビのニュースでよく『懲役○年・執行猶予△年』って聞くやろ？
あれは収容できひんからしかたなく執行猶予をつけとんねん。
場所さえあれば即懲役なんやけどな。
今受刑者を定員6人の部屋に無理やり8人詰め込んでんねんけど、
それでも次々収容されてくる受刑者が後を絶たんでなぁ(-"-)
日本の刑務所は犯罪者で飽和状態や。
痴漢は軽犯罪法違反になるから、犯人は簡易裁判所で略式起訴されて、
20万ほどの罰金刑で済んでしまうわ。
被害者にはほんま納得いかん話しやけどな。。。」
と。。。。

そうなんや。。。
めっちゃ残念っっ( ´-ω-)=３ハァ・・・

検事さんとの話しも終わり、
振込み依頼の用紙に署名・捺印し検察庁を後にしました。
※検察庁に出頭すると、
　自宅からの移動距離に合わせて『お手当て』のようなものが支払われます＾＾
　交通費＋αがその金額になるのですが、わたしの場合は３０００円ほどでした。
　後日、指定した本人名義の口座に振り込まれます♡
　自宅から徒歩5分の場所だったので、
　3000円は丸々わたしのお小遣いになりました(∩_∩)ゞ✿

そして書類送検から数日後、先日面談をした検事さんから報告の電話があり、
裁きの結果、
犯人は判決に従って20万の罰金を支払い、
職場にもなんとか残れたそうです。
実は面談のときに
「犯人が裁かれたその後を知りたいですか？」
と聞かれたので、ぜひ知らせてくれるよう頼んでおいたのです♪
これでやっと、
わたしの仕事はすべて終わりましたヾ(*´▽｀*)ﾉ彡♡


こうしてこの事件はようやく幕を下ろしました。
警察署で8時間・弁護士事務所で3時間・検察庁で1.5時間の拘束でしたが、
最後までやりきれてほんとよかったです(*∩ω∩)
「痴漢を捕まえるとどーなるか」
というタイトルですが、
「痴漢で捕まるとどーなるか」
でもある内容でした。

全16話もの長い長いわたしのブログに最後までお付き合いくださったみなさん、
本当にありがとうございます♡o｡(๑◕ฺ‿ฺ◕ฺ๑)｡o♡
また、このブログをきっかけに、新たにご縁をいただいた方々にも心より感謝いたします(u‿ฺu✿ฺ)+ﾟ*･｡.☆

よろしければ、
これからもでんちゃんとでんちゃんのブログをよろしくお願いいたします♡　ねっ♪



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おわり♡