あおぞら
- カテゴリ:恋愛
- 2010/04/26 18:54:38
今日は良い天気だった。
青空の下を歩いていた時に、ふとあの日の事を思い出した。
高二の、ちょうどこの時期の話。
その日も、今日と同じく、雲一つ無い青空が広がっていた。
僕らは青空に誘われ、学校の中央広場に出た。
音楽室の前の、一番陽あたりが良く、風通しも良いベンチ。
学校の中での「一等地」だった。
仲間の女の子のタコさんウインナーを横目に、いつもの焼き肉定食弁当を平らげる。
僕の母は、よくも毎日同じ弁当を作り続けられるものだと呆れる。
恐らく、娘に作る弁当だったらもっと凝ったものを作っていただろう。
男兄弟の辛いところではある。
弁当を作るのは時間がかかっても、食べるのはあっという間だ。
僕は食べ終わった弁当箱を枕にして天を仰いだ。
吸い込まれるような紺碧の空。
そして、吸い込まれるように眠ってしまった。
どれくらい眠ったのだろうか。
気が付くと、中央広場に人影は無くなっていた。
「おいおい、もう授業始まっちゃってるよ。」
なんて思いながら起き上がった。
突然、キスされた。
「好き。」
彼女は一言だけ言って立ち去って行った。
僕は誰もいなくなった広場の片隅に呆然と立ち尽くしていた。
今日と同じ、青空の下だった。


























ちょっとだけ脚色しましたが。
人生に2回あると言われる中の、1回目のモテ期でした。
さりげに自慢したね^m^www