Red Hot Chili Peppersのギタリスト（あえて「元」は付けずに置こうと思います）John Fruscianteのソロ4th「Shadows Collide With People」から。

急に暖かい一日になりました。
昨日までの寒さが嘘のように、さわやかな春の風が吹いていて。
安心して弛緩しきった虚脱感と、どこか捨て鉢な匂いをさせて湧き上がってくる高揚感（攻撃性といってもいい）と、そんな感覚に身を任せていたら、この曲がピタリと心にはまり込んできました。
何かが終わって、新しい何かが始まる瞬間の、自分の捨て去りたかった部分と大事にとっておいた部分が力ずくで引き剥がされていくような、そんな瞬間の痛みをどこか快く思っている自分を発見するような、そんな雰囲気の曲です。
それはまるで、暖かい、けれど腐臭のするベッドルームに引きこもっていたジョンが、ようやく外界に出て行こうと決意した時期のこの作品の背景を表しているようで。
自分も、新しい何かに身を任せてぐにょんぐにょんになってしまいたいのでしょうか。…そうかもしれない。いいおっさんなのに。

http://vimeo.com/3589523
↑YouTubeでうまいこと出てこなかったので別サイトで。