Nicotto Town


まいわーるど。


おもいついて。

電車を降りたと思ったら。
そこは別世界だった。(ここの文はまだふくらませていなくて・・・。)

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「ようこそ、不思議の国へ。」
振り向くと、緑、のような青、(これを青緑というのだろうか)の髪と目の色をした女の人がにこりともせず淡々と喋っていた。
「久しぶりの迷子(アリス)だね。」
次は前から声がした。あわててまた振り向くと、赤のようで、黒とも言える、ワイン色にも近い(微妙な)髪と目の色をしている。
さっきまで居なかったのに、いつの間に、
そう言おうとしてもなかなか口が開かず、あ、え、と言葉にならない声を上げているだけだった。
そんな様子を見た赤の人は疑問符を頭につけており、青緑の人は顔色(じゃなく、表情)を変えず、ただただまっすぐ見ていた。
なんで疑問符が目に見えるの、とか、まっすぐみられて恥ずかしい、とか、それよりも。
アリスって。不思議の国って。
「まるで、不思議の国のアリスじゃない。」
あ、やっと口が開いた。



やっと現実(のようで異世界)を理解し始めたのを見計らい、赤と青緑の人はここのことを説明しだした。
まず、名前は、青緑の人が『鏖羅(おうら)』と言い、赤の人が『鋭羅(えいら)』と言う。
日本人ではなさそうなのだが、漢字だった。
「それで、次はここ、『不思議の国』のことなんだけれどね。」
赤い人・・・ではなく、鋭羅がにこにこと花が飛びそうな笑顔で話し始めた。
「さっき不思議の国のアリスっていったでしょう。」
うん、と言う暇もなく続けた。
「実際、そうだよ。」
「え。」
「さっき、私、あなたのこと迷子(アリス)って言ったじゃん。あれ、アリスというよりはね、迷子って意味。」
「まいご・・・。」
「そう。」
ここ不思議の国には、不思議の国の国民がいる。
だが、時に現実(不思議の国からしてみれば異世界だが)の人間の心にズレが生じると現実から間違えて不思議の国に足を踏み入れてしまうことがある。
そういう人たちを迷子(アリス)と不思議の国の国民は呼んでいる。
現実の人間たちは、現実への帰り方を知らない。しかも現実の人間は不思議の国では売買で高価で売ることができるため、よく誘拐されたりする。最近は不思議の国の国民が直接現実へ手を出し、引きずり込むケースもあるという。
「え、じゃあ、私もしかして・・・」
誘拐される、と言いかけたところで鏖羅がそれをさえぎるように言った。
「そこで、私たちは安全に現実の世界へ戻すため道案内をしている。」
以外にも鏖羅の一人称が「私」のことにおどろいた。
なんて、言っている場合ではない。
道案内。じゃぁ・・・、
「これから現実の世界まで送るから、よろしくね。」
やっぱり。
鋭羅が私の手をとり、言った。
「さっそく出ようか、アリス。」
アリス。
その言葉に不快感を感じた。
「ちょっとまって、何でアリスアリスって。私にだって、名前はあるよ・・・っ」
その言葉を不思議に思ったのか、鋭羅と鏖羅は足を止め、目をぱちくりとさせた。
そんなに不思議なことじゃない、とぷく、と顔を膨らます。
「・・・じゃあ・・・名前は何て?」
鏖羅が疑うように掛かった。
迫力があり、怖気づいてしまう。
「え、だから・・・」
私の名前は。
そこまで言って、
「・・・あれ・・・?」
言おうとした口がとまった。
名前って何だっけ。自分って何だっけ。生まれてきたんだっけ。
そんな考えが脳を駆け巡った。ぐるぐる、とぎれなく、エンドレスをする。
「ほら。」
鏖羅はため息交じりに呟いた。
「な、何が・・・。」
一生懸命思い出そうとしているのに。
それでも、自分の名前を思い出そうとしていること自体おかしい。
考えれば考えるほど奥にはまっていく気がした。落ちていくような。
その様子を見て鏖羅は、
「これでわかっただろう。自分の名前が今この世界に無いこと。」
にっこり、笑う。(というよりはにやついた。)
その笑顔は背筋が凍るほど。冷たさを感じた。
「・・・」
今、この世界・・・
「それじゃあ、私は存在していないの・・・?」
白の景色が一瞬で黒に染まった。


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ただのーおもいつきーつっきー。
続かないよ!!

アバター
2010/06/01 22:05
時間とネタがあればー。。。
アバター
2010/06/01 20:54
ぇぇ〜
続かんのかいっ!!!!
続いて★
アバター
2010/05/31 20:35
つづいてよーww
おもしろい★



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