自作東方童話パロディー「アリスと七色の人形」
- カテゴリ:自作小説
- 2010/06/02 23:01:01
昔々ある所に、アリスという人形遣いがいました
ある日、アリスは珍しく友人に誘われて、パーティーに行くことになりました
「それじゃあ上海たち、戸締りはしておくけど、お留守番ヨロシクね♪」
アリスは人形達にそういい残すと、上機嫌で服を買いに家を出て行きました
ガサ・・・ガサ・・・
アリスが出かけてから数分後
何やら紫色のもやしがアリスの家に迫ります
「魔理沙・・・どうして食事会に呼んでくれなかったのよ・・・。
アリスは呼んだのに・・・どうして私は・・・・・グスッ
こうなったら・・・アリスの人形を全部持って帰ってやるわ!!」
そこにいらっしゃるはヤンデレ全開の紫もやしのパチュリー。
・・・それにしても、人形を持って帰ってどうするんだろう・・・
その頃、何も知らない人形達は、アリスの言うとおりにきちんとお留守番していました
「う~!ぱ~ちゅ~りぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」ガッシャーン!!!
パチュリーは家の窓を突き破って侵入☆成功!
突然の轟音と奇声に驚いた人形達はあわてて逃げ出しますが、
なぜかフットワーク抜群のパチュリーに全部つかまってしまいます
「ふう・・・。後はこいつらを持って帰って・・・。うひゃひゃひゃひゃゲフンゲフン!!」
パチュリーは大満足で帰っていきます
しかし、この危ないお姉さんから逃げきった人形が一人
時計の裏に隠れていた上海人形です
(ど・・・どうしよう・・・。)
上海はびっくりして時計の裏から出られませんでした。
数時間後
「ふう、楽しかった♪・・・てぇぇぇぇぇぇぇぇぇゐ!?!?!?!?」
家に帰ってくるなりアリスはびっくり仰天!
窓は割れてるわ、部屋は荒れてるわ、オマケに大事な七色の人形がいません
「みんなー!どこに言ったのー!?蓬莱ー!!オルレアーン!!」
アリスは部屋中を探し回ったけど、誰もいません
その時、アリスは時計がカタカタと動いているのに気が付きます
「だれか・・・いるの?」
アリスが時計をはずすと
(!?)
上海が逃げようと、こっちに向かって飛んできました
「上海!?落ち着いて!私よ!アリスよ!!」
(あ、アリスー!!)
上海は安心して、アリスにすがりつきます
「よしよし、びっくりさせてごめんね。なにがあったか話してくれる?」
ちなみに上海はしゃべれません
「そうだったわね・・・。」
上海は頑張ってジェスチャーでアリスに伝えました、しかしアリスは
「ごめん・・・全然分からないわ」
上海はため息をついて、アリスを引っ張りました
(助けに行こう!!)
「ちょっと!何よ!そんなに引っ張らないでよ~!!」
アリスは上海に引っ張られ、パチュリーの暮らす紅魔館の大図書館へと行きました
「パチュリーの仕業なのね?」
(今更気づいたの!?)
もっともです、上海さん
そのころパチュリーは、アリスから盗んだ人形を使って(ピー)していました。
「ふふふ♪パーティーには行けないけど、いい気味だわ♪
アリス、今頃どんな反応してるかしら」
「こんな反応よ!」
と、後からアリスがパチュリーの髪の毛を引っ張りました
「むきゅ!あ、アリス!やぁ♪き、今日もいい天気ね~(汗)」
「ごまかさないでちょうだい!私の人形を返して!」
「ふ…ふん!そんな使えない人形なんて返してやるわよ!」
人形達はアリスに向かってすっ飛んで行きます。
幸いなことに、特に目立った外傷はありませんでした。
「もう用はないでしょ!とっとと帰りなさいよ!」
「そう?せっかくチケットが余ってるのにな~。」
「え!?」
アリスは上海に持たせていたチケットをパチュリーに渡しました。
「いきたかったんでしょ?パーティー。」
「そ、そうよ・・・でも、いいの?」
「いいわよ。チケットなんて2枚あっても仕方ないしね。
それに、またこんなことがあったら困るもの。」
「アリス・・・」
パチュリーはアリスに抱きついて泣きました。
「うわぁぁぁぁん!・・・ごめんね!アリス!
私、妬んでばっかりで・・・」
「私だって、あんたのことが時々妬ましくなったりするわよ。
何回かあんたの本棚から本を盗んだこともあったしね☆」
「な、なんですって!?アーリースー!!」
「あはは♪あとで返してあげるわよ!」
「もう!アリスったら!」
「さあ、一緒にパーティーにいきましょう?」
「・・・うん!」
それから、パチュリーとアリスはしばらく仲良くなりました
当分は、魔理沙の取り合いもしなくなるでしょう
なんてったって、魔理沙はZUNの嫁ですから☆






























ピーってなんだピーってなんなんですか^p^p^p^p^p^p^p^(自重
これは・・・アリパチェ・・・?
違うよな!違うよね!ごめんなさい!