MONSTER
- カテゴリ:日記
- 2010/06/11 22:45:06
なぜか浦沢直樹の『MONSTER』について色々書きたくなった。
しかし、この物語の知名度はいかがなものか?
個人的には『MASTERキートン』の方が好きなのだが、
思うことがあって、今回はこちらを選択。
『MONSTER』のコミックスの表紙には、英語でその巻の核心に迫る
あらすじが書かれており、日本語で書かれていたなら あっ と思う
内容なのだ。
僕が翻訳した物ではないが、第三巻を一部紹介する。
[テンマは「ヨハン」の誕生までの謎を辿って、ベルリンへ密入国した
そこで彼は東ドイツで行われていた恐ろしい実験の真実を知る事と
なる。「ヨハン」とは何だ!?511キンダーハイムとは何だ!?]
ここに書かれていることから推測すると「ヨハン」は元々人の名前では
ないということが解る。つまり
〔この計画によって生まれたものを仮に「ヨハン」と呼ぶ。以下「ヨハン」〕
こんな感じ。
更に『もうひとつのMONSTER』という小説にその計画の一部を
語るシーンがある。両方を併せて僕の解釈で要約すると、
この計画は、立案者を、旧体制の時の一握りの上層部が私的に
支援して発足している。
この計画で「ヨハン」と成り得る子供を出産する女性は、みな美人で
背も高く健康。高学歴で両親・両祖父母も優秀。
男性も同じく肉体・頭脳・容姿いずれも申し分なく、軍の将校。
全員 天涯孤独。
恐ろしい事にカップルがちゃんと成立して子供を設けている。
男性の方はすべて死亡している。
選ばれた遺伝子
恐ろしい能力を持った天才が生まれ、更に特別な教育
を施してして造られた。これが「ヨハン」。
でも、 その「ヨハン」が、自分達、立案者や上層部の人達の
言い成りになるだろう、と考えていることが彼らの誤算であり
悲劇の始まりだった。
だって優れた人間は、自分より劣った人間の言い成りになんて
ならないでしょ?
と、これは漫画の話なのだが、僕はいつも思うのだ。
日本の官僚。
子供の頃から人との競争に明け暮れ、勝ち抜いて掴んだ
その地位。
東大等、超難関と言われる大学を卒業し、
日本の中枢を握る。
閣僚たちは言う。 『彼等は優秀な人材だ』 と。
しかし彼らが、 これまで苦労してきたのは ひとのためじゃないと
考えている連中ばか りだとしたら?
そんな連中が『国家の運営』にとって『優秀な人材』
になると思うの か?
その『優秀な頭脳』が自分の事だけしか考えないとしたら?
その人材が悪意を持っていたら?
社会に貢献すると、 国民の為に働くと思うか?
そんな人達ばかりだとは考えたくないが
せめて今度の参院選には行こうと思うのだ。
6巻まで大人買いしたところで全巻そろえるのは諦めちゃったからコミックレンタルで読むとしようかな。
成人してから全選挙投票の記録更新中!参院選…選挙初体験のまちゃ吉連れて行かなくっちゃ。
MONSTERという文字に反応しただけです (^^ゞ
アニメは規制がかかってるんですか~なるほど。。。
いいことを聞きました。書物の方で読むことにしましょう。
申し訳ないです。m(_ _)m
『MONSTER』はアニメでは規制が掛けられて要点がボケてしまい、余り薦められません
『官僚』の部分は真っ白にしたかったんですが、浮いて見えてるですね、、、(^^;)
アニメが深夜に放送していますが、さすがにその時間TVを見れるほど
若さ(体力)なありません。
でも、見てみたいという気持ちは充分にあります。
優秀とは何をさして優秀というのか。。。
難しい問題です。 官僚を使いこなせる政治家が求められているけれど
今は政治屋しかいないということでしょうかね。。。