Nicotto Town


妄想系音楽論


Baby Lee

Teenage Fanclub 「Shadows」から

とうとう出ました。待ちに待ったTFCの新作!前作「Man-Made」から5年も待たせやがって!でもとうとう出ました。まったく疑いはしなかったけど、今回も期待どおり、純粋な音楽への愛情があふれる快作。どこまでも丁寧な音作りは緻密でいながら透明。最早マネもコピーもできない高みに上り詰めたようでいて、決して疎遠な感じは抱かせない。いつもぼくらの隣にいた、そのままのTFCがいます。むしろ、近くにさえ感じる。

しかし、けんか別れ(フランシスの最初の脱退)やレーベル倒産など、それなりにゴタゴタを経験しているにもかかわらず、「それはそれ」とでもいうようにこの人たちの音楽はどこまでも美しさを増していく。何なんでしょうかね。音楽の奇跡というより、最早奇跡のようなバンド。このままじいちゃんになっていくんだろうなあこの人たち。それも楽しみ。

レイモンドの曲が他の2人に負けるとも劣らずものすごくポップになっています。コードはギタリストらしいこだわりの片鱗が残されている気がしますが。この人もギタリストではなくて、音楽家になったということなのでしょうね。

http://www.youtube.com/watch?v=A4H8F3TxSzQ
↑「Baby Lee」はノーマンの曲です。ノーマンらしいメロディだなあ。
http://www.youtube.com/watch?v=eG9igB2Fmes
このライブ、会場全体が「おかえり」って言っている気がします。




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