お話の紙..6まいめ。
- カテゴリ:自作小説
- 2010/06/30 04:06:28
真夜中、こっそり、、、じさくしょうせつ。久しぶりすぎて、自分でも前の話を忘れつつあったり^^;;
ё..時空-トキソラ-の図書館 *page.6
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
泣き言を言われる前に、槐珂を独り残し宿を出たチシキ。
とりあえず、トラブルの原因の詳細を知るため、情報収集をすることにしました。
その世界がつづられる、その世界の本。
どんなトラブルが起きたか、本を読めば解りそうなのですが、、、
トラブルが起きてしまった世界は、その時点からその世界の物語がつづられなくなるのです。
それ故に、トラブルの原因は現地調査をして調べる必要があるのです。
「…誰かに最近の出来事で、変わったコトを聞いてみると良いんだケド…」
ブラブラと通りを歩く。
日が落ち、あたりは暗いとはいえ、村の通りを行き交う人はワリと多いようです。
店も開いていますし、買い物をしているお客もちょこちょこ見かけます。
「ん~~~… その辺のヒトに見ず知らずの俺が、
最近この世界に何か異変はありますか?って、イキナリ訊くのも変なヒトって思われるカナ?」
キョロキョロとあたりを1度見回し、考え込みます。
「やっぱり、こういう時の情報収集と言ったらネット…じゃない、ココだよなぁ。
のども渇いてきたしな~」
チシキは一軒の酒場の前でピタリと足を止めました。
そんなに大きくはありませんが、明るくて雰囲気のよさそうなお店のようです。
店の看板のほかに、昼の日替わりメニューなどを紹介する黒板も飾っていて
昼間は食堂を兼ねているようです。
店のドアをくぐると、にぎやかな店内が広がる…と思いきや、
店内にお客の姿は誰ヒトリいません。
この店の店主(マスター)さんらしきひとが居るだけです。
このくらい暗い時間になると、ひとりくらいお客が居てもおかしくはないハズなのですが…。
「いらっしゃい。
お客さん、来てもらって悪いけど、ランチタイムの営業は終わったよ?
夜の営業は17:00からだから、また後で来てくれると嬉しいな」
「へ…17:00から? って、もう暗いみたいだけど……?」
「…お客さん、おかしなコト言いますねぇ…。
今はまだ15:00だよ? 時計読めないわけじゃないですよねぇ、もう大人なんだし…」
「おお…確かに」
あきれた顔で時計を見る店主さん。
それにつられてチシキも時計を見ると、確かに15:00でした。
別に遅れているわけでも、止まっているわけでもなさそうです。
「全く、お客さんしっかりして下さいよ~。
半年前に、フイッと太陽が消えてしまってからというもの、ずっとこうじゃありませんか。
消えた当初は、世界の終わりだ~ってみんな大騒ぎしていましたが、
今じゃもう、そんなに騒ぐヒトはいません。
今の状態でも、とりあえず生活は出来ていますからね。
まぁ…王さまが国の威信をかけて、研究者なんかに
太陽が元に戻るよう調査をさせていますが…いまだその原因は不明で…」
「ウンウン、そうだったよねぇ。
俺、チョット寝ぼけちゃったかなぁ。さっきまで昼寝してたしなぁ…」
「お客さん、目を覚ましてください。
そんなに寝ぼけてると、外の魔物に頭っからバリバリ食べられますよ?
兎に角。時間になったら開けますから、またあとで来てくださいね」
「ハイハイ了解~」
チシキは適当な言い訳を作り、その場を誤魔化します。
そして、軽く手を振り酒場を出ました。
「ん~なるほどなぁ。こんなに暗いのに15:00。
太陽が消えちゃうなんて、ずいぶんなトラブルだ。
真っ暗闇で暗黒の世界なら兎も角、光ある世界から光が消えたとなると…。
しかも、原因は不明とは……。厄介な原因じゃなければ良いけどなぁ。
しかし、ココの住人たちは順応が早いと言うかなんと言うか…」
酒場を出て、空を見上げつぶやくチシキ。
先ほどの店主の話で、おおまかなのトラブルは解ったようです。
深刻そうなつぶやきではあるけれど、顔は嬉しそう。
何だかとても楽しそうです。
「もう少し詳しい話を訊きたいけど…酒場は17:00まで開かないみたいだし。
…何すっかなぁ? カイカのやつにおみやげでも買って、いったん宿に帰るか…」
チシキはブラブラと来た道を、槐珂のおみやげを物色しつつ帰ることにしたのでした。
□..次ページへ続く~♪
※ど~でもいい裏?話
どうしても前の話を書いた紙が見つからず、
その前に書いた下書きの下書きを見つつ書き直し。
前に書いた文章を見て、感心したり恥ずかしかったり…。
コメントありがとう^^
前の話からずいぶん、ずいぶんと時間があいちゃったけど、、、続きです~。
あわわ、そんな風に言われたことないからドキドキです*^▽^* 照れる~。
前に書いた紙、ホントにどこいったんだろ(謎)
このお話、ルーズリーフに書いてたんだけど、その紙がどこに紛れ込んだのか見当たらなくてーー;;
ということで、書きなおしました~。このシーン、実は下書きにはないんだよねぇ。
後から書きなおすと、こういうことって多いかも。
太陽なくなっちゃいました、その原因は…?? 次回に続く~です。
次はこのたびよりは早く書けると思う。続きをお楽しみに~^^*
この、ちょっぴり外国風な童話の世界ね、良い雰囲気だなあ~ (*´∀`)ノ
つづき楽しみ~♪
でも、太陽がなくなっちゃった って?
……これも面白そう(^▽^)