Nicotto Town


何かの紙の裏の、メモのたば


お話の紙..6まいめ。


真夜中、こっそり、、、じさくしょうせつ。

久しぶりすぎて、自分でも前の話を忘れつつあったり^^;;


ё..時空-トキソラ-の図書館 *page.6
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 泣き言を言われる前に、槐珂を独り残し宿を出たチシキ。
 とりあえず、トラブルの原因の詳細を知るため、情報収集をすることにしました。

 その世界がつづられる、その世界の本。

 どんなトラブルが起きたか、本を読めば解りそうなのですが、、、
 トラブルが起きてしまった世界は、その時点からその世界の物語がつづられなくなるのです。
 それ故に、トラブルの原因は現地調査をして調べる必要があるのです。

「…誰かに最近の出来事で、変わったコトを聞いてみると良いんだケド…」

 ブラブラと通りを歩く。
 日が落ち、あたりは暗いとはいえ、村の通りを行き交う人はワリと多いようです。
 店も開いていますし、買い物をしているお客もちょこちょこ見かけます。

「ん~~~… その辺のヒトに見ず知らずの俺が、
 最近この世界に何か異変はありますか?って、イキナリ訊くのも変なヒトって思われるカナ?」

 キョロキョロとあたりを1度見回し、考え込みます。

「やっぱり、こういう時の情報収集と言ったらネット…じゃない、ココだよなぁ。
 のども渇いてきたしな~」

 チシキは一軒の酒場の前でピタリと足を止めました。

 そんなに大きくはありませんが、明るくて雰囲気のよさそうなお店のようです。
 店の看板のほかに、昼の日替わりメニューなどを紹介する黒板も飾っていて
 昼間は食堂を兼ねているようです。
 店のドアをくぐると、にぎやかな店内が広がる…と思いきや、
 店内にお客の姿は誰ヒトリいません。
 この店の店主(マスター)さんらしきひとが居るだけです。
 このくらい暗い時間になると、ひとりくらいお客が居てもおかしくはないハズなのですが…。

「いらっしゃい。
 お客さん、来てもらって悪いけど、ランチタイムの営業は終わったよ?
 夜の営業は17:00からだから、また後で来てくれると嬉しいな」

「へ…17:00から? って、もう暗いみたいだけど……?」

「…お客さん、おかしなコト言いますねぇ…。
 今はまだ15:00だよ? 時計読めないわけじゃないですよねぇ、もう大人なんだし…」

「おお…確かに」

 あきれた顔で時計を見る店主さん。
 それにつられてチシキも時計を見ると、確かに15:00でした。
 別に遅れているわけでも、止まっているわけでもなさそうです。

「全く、お客さんしっかりして下さいよ~。
 半年前に、フイッと太陽が消えてしまってからというもの、ずっとこうじゃありませんか。
 消えた当初は、世界の終わりだ~ってみんな大騒ぎしていましたが、
 今じゃもう、そんなに騒ぐヒトはいません。
 今の状態でも、とりあえず生活は出来ていますからね。
 まぁ…王さまが国の威信をかけて、研究者なんかに
 太陽が元に戻るよう調査をさせていますが…いまだその原因は不明で…」

「ウンウン、そうだったよねぇ。
 俺、チョット寝ぼけちゃったかなぁ。さっきまで昼寝してたしなぁ…」

「お客さん、目を覚ましてください。
 そんなに寝ぼけてると、外の魔物に頭っからバリバリ食べられますよ?
 兎に角。時間になったら開けますから、またあとで来てくださいね」

「ハイハイ了解~」

 チシキは適当な言い訳を作り、その場を誤魔化します。
 そして、軽く手を振り酒場を出ました。

「ん~なるほどなぁ。こんなに暗いのに15:00。
 太陽が消えちゃうなんて、ずいぶんなトラブルだ。
 真っ暗闇で暗黒の世界なら兎も角、光ある世界から光が消えたとなると…。
 しかも、原因は不明とは……。厄介な原因じゃなければ良いけどなぁ。
 しかし、ココの住人たちは順応が早いと言うかなんと言うか…」

 酒場を出て、空を見上げつぶやくチシキ。
 先ほどの店主の話で、おおまかなのトラブルは解ったようです。
 深刻そうなつぶやきではあるけれど、顔は嬉しそう。
 何だかとても楽しそうです。

「もう少し詳しい話を訊きたいけど…酒場は17:00まで開かないみたいだし。
 …何すっかなぁ? カイカのやつにおみやげでも買って、いったん宿に帰るか…」

 チシキはブラブラと来た道を、槐珂のおみやげを物色しつつ帰ることにしたのでした。


  □..次ページへ続く~♪




※ど~でもいい裏?話
 どうしても前の話を書いた紙が見つからず、
 その前に書いた下書きの下書きを見つつ書き直し。
 前に書いた文章を見て、感心したり恥ずかしかったり…。

アバター
2010/07/04 04:23
>あさかぜ飛馬 さん

コメントありがとう^^
前の話からずいぶん、ずいぶんと時間があいちゃったけど、、、続きです~。
あわわ、そんな風に言われたことないからドキドキです*^▽^* 照れる~。


前に書いた紙、ホントにどこいったんだろ(謎)
このお話、ルーズリーフに書いてたんだけど、その紙がどこに紛れ込んだのか見当たらなくてーー;;
ということで、書きなおしました~。このシーン、実は下書きにはないんだよねぇ。
後から書きなおすと、こういうことって多いかも。

太陽なくなっちゃいました、その原因は…?? 次回に続く~です。
次はこのたびよりは早く書けると思う。続きをお楽しみに~^^*
アバター
2010/06/30 08:38
カナリさんの話のファンです^^
この、ちょっぴり外国風な童話の世界ね、良い雰囲気だなあ~ (*´∀`)ノ 
つづき楽しみ~♪ 
アバター
2010/06/30 08:29
前に書いた紙なくなっちゃったの?
でも、太陽がなくなっちゃった って?
……これも面白そう(^▽^)




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