失敗カレーを魔法の力で
- カテゴリ:レシピ
- 2010/07/17 09:10:18
カレーーなんて簡単な料理なんで、失敗ってことは殆ど無いんだけど、
まれに『こりゃ失敗』てなことがあって、今回はそれを披露。
「れいのカレーって美味しいんだってね。」と、近づいてきたのは同期のかしまし3人娘。
こいつらと付き合っているとうるさいんで、しばらく離れていたんだけど、拒む理由も無いので、
「いいよ、今晩家来る?」という訳で急遽カレー作りとなったのジャ。
れいの心の中『こいつらに本格カレーを喰わすことは無いじゃん。市販のルーを使えば十分なのジャ。』(性格悪ゥ)
ところが、
見事に失敗。
原因は、肉と野菜を炒める前に作ったマサラもどきで、オレガノ、タイム、クミンを炒めて作ったものに
ターメリックを多く入れてしまったのと、その中で肉と野菜を炒めてるとき、
「おー、良い香りじゃ。やはり一手間掛けると違うのじゃ~。あいつらにはこれを市販のルーで煮込めば十分なのだ。」
と言いながら何を血迷ったか、またターメリックを加えてしまって。
シカモ強火だったため、焦げ付きはじめ、加えたターメリックが黒くなって、
ヤ、ヤバイ!。
あわててワインを入れたが、すでに遅し。
焦げたのを入れないようにほうろう鍋に移し、水とローリエを加え煮込み始めたけど。
経験。ターメリックは入れ過ぎるとエグイ。シカモ焦げると苦い。
黒豚の3枚肉を大きく切って、800グラムも使っているから捨てる気にならないし。
ルーを入れて、取りあえず半完成のところで味見。
ゲゲ、やっぱり苦みがある。
もう一度マサラもどき(ターメリックなし)を加え香りを良くして。
苦みを感じさせない方法はと。
チョコレートを加えるのじゃ。
近くのマーケットから買ってきたのは、
チョコレートに黒ビール、ゴーヤ、生クリーム、ソーセージ(チョリソー)。
失敗カレーを美味しく食べさせる魔法は、
飲み物は黒ビール、甘いけど苦みが強い。
サラダは玉ネギとゴーヤの薄切りをさらしたものを良く水を切って、ごまマヨネーズで。
この苦みで舌を麻痺させ、チョリソーの辛さで味覚にトドメをさす。
最後のカレーは香り十分で、シカモ生クリームを掛けることにより苦みを和らげる。
ドウダ。
作戦大成功。
この後のなまクリームのロールケーキのなんと美味しいこと。
で、これを書いていて思ったんだけど、
れいって
性格わるいよ~ォ。
『市販のルー』だけです。
れいさんみたいに本格的に作ったことありません。
失敗してもそれをおいしく食べることが
できたみたいなので、すごいと思います。
やはりそれだけの知識がないと、成功しないかな?と
思います。それだけの知識を有するれいさんを
尊敬します。