Nicotto Town


妄想系音楽論


Pork Salad Annie

Tony Joe White 「Black and White」から

一時期、気が狂ったようにこの人の曲を、特にこの曲を聴いていた時期があります。そこまでワタシを惹きつけた要因はもちろんこの曲全体の不思議な浮揚感――チャカポコ感と言ってもいい――なわけですが、何よりもはじめのセリフの部分から歌が始まる瞬間のベースラインのカッコよさ!(↓の動画でいうと0分54秒から)…もともと動き回るベースに弱いワタシのハートを、初回からガッチリわしづかみにして否応なしに腰をくねらせた黒魔術のようなベースラインです。
魅惑の低音ボイス、黒魔術ベースライン、適当なようで意外に正確なカッティングと、聴きどころ満載のこの曲は、あのエルヴィス・プレスリー(復活後)もステージでカヴァーしていますが、こちらは屁にもならないクソのような単調な演奏です(おまけに途中で歌詞カード見やがる)。…これはつまり曲の良さというよりもこの演奏の魔術なのですね。トニー・ジョー・ホワイト、一度聴けばみなさんの腰も動き回るに違いありません。

http://www.youtube.com/watch?v=fRF24LY5pvw
↑一応黎明期のプロモ・フィルムのようですが、何しろ口パクが下手すぎてほのぼのします。

http://www.youtube.com/watch?v=-5CU6_FFWK8
↑参考までにそのクソのようなエルヴィスのカヴァー。途中で歌詞カード見やがる。




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