Nicotto Town



ラン

ランは小梅が飼ってたわんこの名前です。
ポメラニアンの女の子。

もともとランは父方の実家で飼われていて、
小梅たちは年に2回くらい遊びに行ったときしか会えませんでした。
茶色の毛で、目がくりくりしてて、顔はとっても美人でした。
ただちょっとおばかで、小さいときは電化製品のコード食べて遊んでたみたいですw

小梅が9歳のとき、それまで飼ってたマルチーズではなく、
玄関で茶色の犬に吠えられてびっくりしたんですw
小梅はいつもそのお家へ遊びに行くと、
犬飼いたいなって思ってました。

弟はちょうど、動物への関心が高い年頃で、
す~っごくランを可愛がっていました。
小梅も子供だからやっぱり好きで、
だからランは小梅と弟を好きになってくれたみたいです。

小梅が一人暮らしをしていたとき、
突然父方の実家の家族全員が病気になってしまって、
ランは今から8ヶ月前に小梅の実家で預かることになりました。

そして4ヵ月後、小梅が実家に帰ってきました。
小梅はランが大好きだから、いっぱい遊びました。
小梅と弟にだけすり寄ってくるんです。
ランが怖い思いをしたとき、小梅のところに逃げてきたり、
小梅が帰ってきたら飛び跳ねて喜んでくれました。

小梅なりに可愛がったし、お世話もしたし、心配したり、
いろいろ、たくさん、命を預かるっていう事を学びました。

ランは12歳だったけど、ずっと一緒にいられるんだって思っていました。
まさかこんなに、はやくお別れの日が来るなんて、思っていなかった。

お別れの前の日の朝、
ランはすごく呼吸がはやくって、
ネットでちょっと調べて、それだけで熱中症なんじゃないかなって勘違いして、
お水あげたり、体冷やしたりしました。みんな、心配してました。

弟と小梅、2人でランの傍に行って様子をみてたとき、
ランが小梅の顔をじーっと見つめたんです。
すごく、何か言いたそうでした。
弟は半分冗談だったのかもしれないけど、
「お前はまだ生きれるぞ」ってランを撫でてました。

その夜、ランが玄関で(涼しいから気に入ってたみたい)、
眠っていて、前日まったく眠れていなかったみたいだから
小梅は「これであしたは元気になる」って勝手に安心しました。
そのあと弟が見たら、また起きていたらしく、
保冷剤をランの使ってるタオルにくるんであげたそうです。


次の日、眠っていた小梅の傍で、両親が話すのが聞こえました。
「ラン死んじゃったみたい。」
小梅は寝ぼけてたせいか、何かの間違いだろうって、
朝から縁起でもないこと言わないでよって、また目を瞑りました。

そのすぐあと、弟の声ではっきり目が覚めました。
「ランしんじゃったよ・・・」
大きくなってから全然泣かなかくなった弟がそう言って、
泣き崩れていました。うずくまって、震えてて、
小梅はやっと、本当にランが死んじゃったんだってわかりました。

急いで階段を下りて、ランの所に行きました。
ランは寝てるみたいにみえました。
からだも生きてるときと同じくらい、あったかかった。
でも、
静かだった。昨日はあんなに呼吸が荒かったのに。

いくら撫でても、擦り寄ってきてくれなかった。
でも、信じられなくって、撫でたら生き返るんじゃないかっておもった。
きのうまで生きてたのに、どうして、っておもった。

最後の夜、いままで一度も添い寝なんてしたこと無かったのに、
おじいちゃんとおばあちゃんの布団に自分から入ってきたそうです。
さいごのさいご、おじいちゃんのひざの上で撫でられて、
それで、いつもの自分の場所に戻って、
そのまま眠ってしまったそうです。

小梅がもっと早起きしたらよかったとか、
さいごにみた時、傍にいればよかったとか、
そういう後悔はたくさんあるけど、
ただ、
愛情はたくさんたくさんあげたから、
これでよかったんだともおもっています。

ただランは、さいごの一年、
自分の力の及ばないところで苦労してたから、
本当に幸せだったのかはわかりません。

でも小梅は、
本当に本当に、ランに出会えて幸せでした。
だからランもきっと幸せを感じてくれたって信じています。

いつかまた逢えるときまで、
どうか安らかに、しあわせにすごしてね。

もう、苦しいことも悲しいことも考えないでね。


ラン、いままでほんとうにほんとうに
言い切れないくらい、ありがとう。

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2010/07/26 20:46
22回。 さて何の数字でしょう?(・。・

時間をたっぷり掛けて、いい思い出にして行きましょう・・。
アバター
2010/07/23 09:10
おはようございますのすてっぷとお水やりです^^

小梅さンの水着姿も綺麗で似合っていましたよ★

小梅さンのランちゃンへの思いはこの文章だけで凄く大切で、
大好きだった事が感じられました・・・
誰が死ぬにも、ペットが死ぬにもそれが一体いつなのかは分からないンですよね。
ちょっといつもと違う様子でも、大丈夫いつもみたいに元気になってくれる・・・
だって、そう考えなきゃ自分自身が駄目になってしまうから・・・
でも、そう考えていても訪れるもの訪れてしまうものですね。
小梅さン、ランちゃンが居なくなってしまった事で悲観的にならないで下さいね。><
それは大切にされてきたランちゃンを悲しませる事になると思いますから・・・

っと、久々の長文を書いてしまいましたねw
ではでは☆
アバター
2010/07/23 05:23
みんなにとても愛されていたんですね。
ランちゃん。
そんな家族に看取られて
ランちゃんは十分幸せだったと思います。

小梅ちゃんが小さいころから生活を
共にしていたのだから辛いですよね。

文章からランちゃんへの愛情が強く
感じられます。

辛いとは思うけど、あまり気を落とさずににね。



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