Nicotto Town


クワークの酒場。


スポーツの感動


今日は、私のひねくれたブログには珍しく、素晴しいスポーツの感動をお届けしましょう。
(いや、ホントに。(^^;)
とは、言ってもモータースポーツですが。(あっははは)

それまでバイクに全く興味がなかったこの私ですが、この一件以来、虜になってしまい、
今も机の上には、その模型が飾られているのです。

時は1985年、25年も昔、所は鈴鹿サーキット
毎年、7月の最終日曜日に開催される世界選手権8時間耐久レース
(その翌週のびんずるぼんぼんはどうでもよろしい。)

ロードレースには2種類の競技形式があり、
規定の周回数を早く終わらせた者が優勝のスプリントレースと
規定時間内に多く周回重ねた者が優勝の耐久レースがあります。

概ね2人のライダーで真夏のアスファルトを8時間を走り切る過酷なレース。
それだけに、このレースの上位入賞者はメーカーのレギュラー・シート獲得チャンスでもあります。

85年のこのレースにはヤマハが本格的にワークス参戦することになりました。
(トヨタのエンジンは長くヤマハが造っている。)

初めてのワークスに、全日本ロードレース選手権・3年連続チャンピオンの平忠彦と
これまた世界ロードレース選手権・3年連続チャンピオンで、この年引退していた
ケニー・ロバーツと、2人のスプリントレース王者を引っ張り出し、
(この次点でファンは大騒ぎ)

さらに化粧品会社の資生堂をメインスポンサーに付けるという、初めて尽くし。

特にケニーにとって初めての耐久レースに初めての4ストロークマシンに跨り、
なんとコースレコードでのポールポジションを獲得する。(ぉおを!すげぇ。)

鈴鹿は実はライバルのホンダのサーキット。
ホンダも当時の世界選手権のエース、ワイン・ガードナーと日本のエースである徳野政樹で
迎え撃ったのですが・・・

さて、翌日 本番のレース
スタート合図でマシンに駆け寄っていくル・マン式。

ケニー・平コンビのマシンのエンジンが掛からない!!
エンジンに火が入ったのは最後尾になった頃。
会場はため息の渦。

そんな中、息を吹き返したケニー・平の青紫のTECH21は凄まじい追い上げを見せ、
20周目に50台を抜き去り、
38週目には、遂にトップへと躍り出て、ため息を歓声に変える!

鬼神の様な その走りは 留まる所を知らず、レースの半分という所で
2位のガードナー・徳野組を含む、全てのマシンを周回遅れにするという、
偉業を成し遂げる。(ぉぉおぅ、鳥肌が・・・)

その後も着実に周回を重ね、誰もがTECH21の勝利を疑わなかったレース終了30分前、
なんとエンジントラブルでリタイア。

夕日を浴びながらマシンを押してくる平忠彦の姿に皆 涙したのであったであるよ。

そしてその後1990年に、ケニーの愛弟子と言われるエディ・ローソン(やはりWGP、3度優勝)
の協力を得て念願の優勝を手にしたのでした。

うーむ、めでたし。めでたし。

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2014/10/30 21:53
多謝多謝♡♥
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2014/10/28 00:07
チーフさんに喜んでいただけて、今日まで私も生きれて良かったです♪
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2014/10/25 20:13
おおぉぉ!!!
よくぞこんな昔のブログを見つけてくださった!!(感涙)
これを書いた当時は、オートバイに興味のある方がいらっしゃらなかった為、
誰にもお言葉を賜れなかったのでした・・・。

なんだか、今日は生きてて良かったと思える一日です♡
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2014/10/25 02:56
おお~!!!!
細かい状況説明のおかげで頭の中でスゴイ興奮できる状況の映像がつくることができました!!

他の人のバイクの走りで鳥肌とか興奮したことがないので羨ましい!!!




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