おっきなゴム風船の思い出(笑)
- カテゴリ:30代以上
- 2010/08/12 01:40:08
子供の頃の夏の思い出話しをひとつ…
小学校低学年、またはまだ未就学児だったかもしれません。
家族で横浜の知り合いの家へ遊びに行きました。
兄2人とは歳が離れていたので、家族全員で出掛けることが少なくなっていたため、子供の私はいつになくはしゃいでいました。
幾つか電車を乗り継いで、途中の駅近くで下の兄が、
「次降りるぞ。」
と言うものだから、停車した駅の多少の電車とホームの段差を
ピョンと飛び降りてルンルン♪
発車のベルに慌てた兄が、
「バカ。まだだよ、早く乗れ!!」
大人になった今、乗り物から降りる時多少の緊張感があるのは、
あの時の恐怖のドキドキ体験のせい?かしら。
知り合いの家での記憶はないけれど、その夜夏祭りに行ったことを
覚えています。
そこで父に買ってもらった大きな大きなゴム風船。
ヨーヨーと同じようなゴムで、大人が両手で抱えても
指先が届かないくらいの、大きさ。
中に発泡かプラスチックの粒でも入っているのでしょうか。
振るとシャラシャラと音がしました。
我が家はお世辞にも”裕福”とはいえなかったので、
「買って」と言ったことはありませんでした。
ましてやお祭りでそんなに高い物を。。。
私は嬉しくて嬉しくて、そのゴム風船をシャラシャラシャラシャラ
鳴らしたのでした。
それを電車で持って帰るために、父は風船を両手で頭上に掲げ
それはそれは苦労して持って帰ってくれました。
その様子は今でも目に浮かんできます。
家に帰ると高い所に風船をぶらさげました。
その晩だったか、翌日だったか。記憶は曖昧ですが…
2人の兄がプロレスごっこを始めました。
どんどんエキサイティングしてくる2人に嫌な予感がしたのか、
「やめてぇよ、やめてぇよぉ」
と訴えましたが、その声も届かずとうとう。。。
バァンとはじけた大きな音。
辺りに散乱したシャラシャラの粒。
響き渡る私の泣き声。
プロレスごっこは即中断。
いくらなだめられても、なかなか泣き止まなかった私でした。
ゴム風船が割れてしまった悲しさと、
苦労して持って帰ってくれた父の姿が思い出されて、
とっても淋しい気持ちになったのでした。
お祭りを見ると今でもたまに、そのことを思い出します。
なんとなく切ない笑い話です。
なんてことはないシーンですが、
なぜか私にとっては強烈な思い出なのですヨ^^ノ
子供たちが大人になった時、何か思い出してくれるかしら!?
「お母さんが子どもー」「お母さんがすぼらー」「お母さんがけちー」
とかはヤだなぁ…(汗)
いい思い出だと思いますよ。
小さい頃の記憶がこんなにはっきりと覚えているって、
しかも、お父さんやお兄さんとの思い出っていいじゃないですかー!
楽しかったり、悲しかったり、切なかったり・・・
子供たちにもいろいろな思い出を作ってあげたいですね♪
ゴム風船、残念だったねぇ><
ランダム訪問㊥です♪
ステキどうぞぉ♪