昨日の世界遺産はタスマニア原生地域(オーストラリア)でした。タスマニアと云えばタスマニアデビル！
初めて鳴き声を聞きました。諤諤がくがく^^;　体長50～60㎝、体高30㎝（柴犬ぐらいの大きさか？）の
肉食性有袋類です。大きなネズミと云うよりは小さなクマ（クマコの様に可愛いくは無い）みたいです。
死んだ動物の肉を、大勢のタスマニアデビルが四方八方から取り囲んで、バリバリと喧嘩をしながらかじり
”ぎゃー、ぎゃー”と啼く姿は地獄の様です。（耳の体毛が薄いので興奮すると赤くなる^^;）　まさにデビル！

そんなタスマニアデビルも、ここ１０年で個体数が６０％も減少しているとの事です。
原因はデビル顔面腫瘍性疾患（DFTD）と云う顔に出来る悪性腫瘍。通常、ガンが伝染する事は有りませんが
このガンは個体から個体へ伝染します。
彼らは、餌の取り合いや交尾の時に顔を噛むのですが、DFTDに掛かったデビル噛まれると、傷口にガンが
入り込みます。
一説によると、氷河期に個体数が数匹まで減ってしまい、そこから増えたので、遺伝子が似ているらしいです。

生き物にしても、価値観にしても多様で無いと、いざと云う時に脆いもんだなと思いました^^;

p.s　タスマニアデビルは一度に20～40匹の豆粒ほどの未成熟の胎児を産み落としますが
袋の中の乳首は４つしかないので、生き残るのは乳首を確りとキープした最大４匹との事。
生まれて直に地獄のサバイバルです^^;