ジョージさんのヨットは、ハワイ式の双胴タイプ。

 スピードが出せる以外にも、浮かんでいるとき揺れが少ないからダイビングにはもってこい。

 実は昨日、スキューバダイビングは初めてだけれど、シュノーケリングは何度も経験済みと言ったら、テストに合格すれば60フィート（18m）より深く潜っても良いと言われて、

 レギュレーターの使い方を教わっただけで、プールに沈めたボンベからレギュレーターを咥えて呼吸できればいいんだけどその前にマスクを外して再装着してからマスクの水抜をしてレギュレーターを咥えたけど、水抜きで息を吐いたから、もう一度はき出す空気が殆ど無くて、チョット焦ったけど、何とか息を吐いてから吸ったら呼吸ができて、見ていたインストラクターの人からOKサインが出て一発合格。楽勝じゃん。 

「正規にテストを受けて何とかカードを取れば、世界中どこでも潜れるよ。」と言われたけど、今回は資格なしでもOKなんだって。

 実際潜ってみると、苦しくなく水中を水平に移動できる。 

手をあまり使わなくても良くて、シュノーケリングとは全然違う。

 浅いところでは綺麗なお魚を見ながら景色を楽しめるのは変わりないけど、深いところまで自由自在。

 30フィートを超えたぐらいから全体に青っぽくなってきて、60フィートを超えると全てが青く見えてくる。 

もっと続けたかったけど、深く潜ったら減圧に時間がかかるし、次の予定もあるから15フィート付近をインストラクタの人に続いて、すごく長い時間だと思ったけど、実際は全部で30分足らずだった。

 その後は、ボンベを使っちゃいけない場所へ。 

ヨットが岸に近づくと、ずーっと底の見える入り江。 

他にもボートが何艘か出ていて。

 ここはイルカさんと泳げる場所なんだ。

  ここではシュノーケルで泳ぐことになっているけど、まずイルカさんを探すことから。 

イルカさんは他のボートの近くにいた。3頭はいる。

 ゆっくり近づいて、今回の私のつけている足ひれは、シャークフィンという長いやつで、午前にスキューバの時使用したもの。

 以前使っていたのと比べ、ゆっくり大きく動かすのがコツで、推進力が違う。

イルカさんの近くに来てみると、ゲゲ、デカイ。 

水中から見ると拡大されるのは分かっているけど、こんなに大きいとは思わなかった。 

でも、なれてくると結構かわいいじゃん。 

つぶらな瞳でこっちを見てる。 ゆっくりと近づいていくと動かないで前ひれをゆっくり動かしているのは、私に、おいでおいでをしているような。

 そうか、そのつもりなら、近づいて「ニャ～ン」と鳴いてやろうか。

 そのイルカさんの近くで、ドルフィンキックで水中を泳ぐ人がいて、その人の足に黒い大きなものが付いている。 

まるでイルカが泳いでいるような。

 あれがモノフィンか、初めて見た。 思ったより大きいけど、後ろから見ると本当にイルカが泳いでいるよう。 

私も足を揃えて真似をしてみたけど、フィンが長すぎて体だけがしなりを繰り返して、うまく前に進まないし、端から見ると溺れてジタバタしているように見えるかもしれないと思ってやめてしまった。  

モノフィンで泳いでいたのは男の人だったけど、もし私がモノフィンつけて優雅に泳いでいたら、人魚に見えるかもしれないね。

 そしたらケン君「ビューティフル」って抱きしめてくれるカナ。 

そのケン君は大きなウミガメの甲羅につかまって殆ど海底まで潜っていった。

 イルカさんに掴まることは出来ないけど、並んで泳ぐことは出来たりして。 

やっぱりここは楽園だ。

 楽しいよ～ォ。