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金融大崩壊―「アメリカ金融帝国」の終焉

金融大崩壊―「アメリカ金融帝国」の終焉 (生活人新書)
水野 和夫 著

感想

アメリカ発の世界同時不況の経緯について、本当にわかりやすく説明
しています。
強いドル政策→過剰な信用創造→住宅バブル→強奪的融資
→リスク希釈化(CDO・CDS)→リスクの世界へのばら撒き
という、常識的に理解されている内容を、説明しています。
また、そこに日本の低金利政策が資金調達手段として機能したことにも
説明が及びます。

今後の日本の進み方について、可処分所得5000ドルになる国として、
BRICSへのを挙げるあたりは、割と普通すぎて拍子抜けですが、だから
こそ、当たり前のことを当たり前に書いてくれているということかもしれま
せん。

アメリカの経済は、金融で膨らんだバブル部分を収縮させるだけで済む
かも知れませんが(ある意味自業自得)、日本は、バブルではなく実物
としてアメリカに耐久消費財を販売し、そのための生産設備を構築して
きただろうことを考えると、むしろその売り先を失った日本の方が傷が
深い部分があるかもしれないなと感じました。
そういった意味では、日本の大手メーカーのすばやい生産調整は、会社
を守る手段としては適切だったのではないかと思います。
願わくば、すばやい在庫・生産調整を済ませて、景気の底打ちを実感し、
新しい成長と雇用を生み出してもらいたいものです。

アバター
2009/03/02 09:40
これからのって・・・

わしもこれからっていう感じでもなかったりする。
アバター
2009/02/26 21:52
そうですね。
日本人て、パワーのある民族だと信じています。
もう、私は期待するしかないんですが。
これからの、皆様、宜しくお願いします。
  ・・・・・                                           年寄り臭いかな・・・



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