Nicotto Town


妄想系音楽論


Flying Machine

The Stairs 「Mexican R'n'B」から

1990年代初頭のリバプールを本当に一瞬だけ駆け抜けたバンド、The Stairs唯一のアルバムから、さらにこれも唯一のシングルです。60年代に頭をやられた男Edgar Summertimeに率いられ、当時の流行とはまったく縁のない、しかし良質な作品をリリースしたバンドでした。純然たる一発屋です。
しかしここからが不思議なことに、当時イギリスのロックを聴いていた人は必ずこのバンドを知っている。イギリスのロックとひとくくりにいっても、多種多様です。それぞれ微妙な嗜好の違いによって、聴いているものと聴いていないものがある。にもかかわらず、このバンドはなぜかみんな「ああ~!」と懐かしく思い出せてしまう。…というくらい、まあそれなりにインパクトがあったバンドだったのですね。
まるっきり60年代(だけ)のストーンズじゃん!という歌と音作りかと思いきや、ところどころバーズとかキンクスとかフーとか、一応いろんな音を入れて作っていたのだねという作品。ちなみに↓の動画はモノラルですが、それもそのはずこのバンド、レコードはすべてモノラル録音という変態チックなこだわりを見せていました。タイトル曲の「Mexican R'n'B」とそのアンサーソングである「Russian R'n'B」というこれまた変態チックな曲が笑えます。

ちなみに中心人物であるEdgarはその後本名のEdgar Jonesに戻して地道に活動していましたが、2008年になって、実は1993年に録音していた2ndアルバムなるものをリリースしました。ビックリ。

http://www.youtube.com/watch?v=U67s-XXMisY

http://www.youtube.com/watch?v=ZlBeSlDLxlA
↑別曲。動くThe Stairsが見られるのは貴重。

アバター
2010/08/22 23:31

なんてったって

暇人ですから!←

アバター
2010/08/22 23:27
わお。記事の投稿から最初のレスまで2分ってめちゃ速いんですけど。ビックリ。
アバター
2010/08/22 23:24

変態チックって 笑




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