最近読んだ本
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/09/04 19:41:55
んー、一番直近に読んだ本は、『東京 ふつうの喫茶店』(泉麻人・著 平凡社)と『それいぬ~正しい乙女になるために~』(嶽本野ばら・著 文春文庫PLUS)かな。
どちらの著者も、私が好きで好きで惚れこんで、執念のブックオフ行脚で著作を1冊ずつ発掘しております。
泉麻人さんの本との出会いは、んー、多分中学か高校のころかな?
確か、1番最初に買ったのが『B級ニュース図鑑』(新潮社文庫)だったと思います。
この本、いわゆる1面や社会面のトップを飾るような記事をA級とするなら、社会面の端っこなどに埋もれている記事をB級と定義し、昭和30年代から現代までのそういった記事を集めたコラム集なんですが、あまりのおもしろさにページがガタガタになるまで読みふけりました。
現在も、第二安曇書庫(私の部屋の本棚です^^)に納まっており、よく寝る前に読んだりするんですが、あまりに面白すぎて気がつくと30分位経っていた…なんてこともしばしば^^
で、この『東京ふつうの喫茶店』なんですが、スタバとかドトールとかの流行りの店じゃなくて、街中にあるごく『普通な』喫茶店を巡ったエッセイです。
どの店の話にも、泉さんらしい優しい視線と洒脱な文章が展開されていて、読んでいて自分もそこにいるような、なんかいい気分になれます。
泉さんの著書は、エッセイ系を中心に20冊近く持ってますが、若いころの作品から現在まで、一貫して「東京」を取り上げたものが多いことや、読んでいてワクワクするところとかが大好きです❤
嶽本先生(この人は先生つけないとなんとなく納まりが悪いんです、個人的に)は、多分『下妻物語~ヤンキーちゃんとロリータちゃん~』の作者、といえば分る方もいるかと思います。
この方とのファーストインプレッションは、10年位前に出た『ミシン』という小説集です。
本屋を散策中、例によって「呼ばれ」まして、出たばかりの新書版を購入。
それに入っていた『世界の終わりという雑貨屋』を読んで、感動して号泣しました。
『世界の終わりという雑貨屋』は、いわゆる恋愛小説なんですが、恋愛小説なんて滅多なことじゃ読まない私が、今までで一番感動して号泣した小説!!と言い切れるほど心揺さぶられた小説です。
そんな出会いからこっち、「嶽本先生は小説しか書かない」と思い込んでおりましたが、ブックオフでこの『それいぬ』と出会い、嶽本先生の新たな魅力に開眼しました。
『それいぬ』は、堅い言い方をすれば「乙女論」なんですが、さまざまな切り口からクラシカルでロマンチックでちょっと意地悪な視点で語られる「乙女論」は、一種の美学です。
これに関しては、かなり合う合わないが出ることを承知で言いますが、乙女を自称する方は、1度はこれを読んでおくことをお勧めします。
読むときも、美学貫く嶽本先生に敬意を表し、きちんと椅子に座って姿勢よくお机に向かって一心に読むようにすると、ぐっとよろしいと思います。間違ってもベットに寝転がって読まないように!!^^
そんなこんなで、第二安曇書庫がそろそろパンク寸前なので、…近いうちに何とかします(^^;
読みたくなりました?^^
今回紹介した本は、どちらも大きめのブックオフや紀伊国屋クラスの大書店に行けばあると思うので、良ければ探して見てくださいまし。
損はさせまへんえ~❤
☆ どあらんw
新刊でお勧め…。最近貯金のためにブックオフじゃない本屋へ行くことをを控えているので最新情報ではありませんが、『東京島』とかどうですか?
最近映画化されたらしいので、本屋の文庫コーナーでも目立つ位置にあると思います。
多分サスペンス系の話だと思うので、よろしければ探してみてください。
私の本棚からの1冊だと、今日ブックオフで買った『パリ スウィーツの話』(加納雪乃著 集英社Be文庫)が面白いです。
どあらんのブログを見る限り、結構甘いもの好きそうなので、この本は合うんじゃないかな~。
美味しそうなスウィーツの写真は見ているだけで癒されますし、ちょっとしたフランス語豆知識を得ることもできます。
ただ、見てるとお腹すきますが^^
あー、やっぱり第一書庫に移すのがベターですよね~。
ついでにA●Bばりの入れ替えをしないと^^
下妻が茨城なのは知ってますよ~。て言うか暴走族自体数が少なくなって…きていることを望みます。。。
アズミールに、適当におもしろそうな本見繕ってと質問したら何冊出てくるのでしょう?
読むのもそうですが、買いそろえるのも大変そう。(^^;
綺麗になった、第一書庫に移すのが良いと思う。どうどう巡り・・・(゜∀゜).∵∴ブハッ
ちなみに、下妻は茨城です。原チャリレディースは今は消滅してると思う・・・?