ジオングに乗ってるのがシャアってことを知らない友達がいたので（知らなくてもいいことだけどさ）、モビルスーツ（ＭＳ）をちょっと語ってみる。

・旧ザク
　ジオン公国が戦争の６年も前から用意周到に開発を進めていた、史上初のＭＳ。実戦に投入されたけど、早い段階で量産は次の「ザクⅡ」がメインに。

・ザクⅡ
　いわゆる「ザク」。装甲の中が機械類でぱんぱん＝動きづらいため、動力チューブを露出させている。おかげで整備メンテナンスも割と楽だったそうな。装備やパーツをちょっと替えるだけで色んな地形・作戦に対応できる。

・グフ
　ザクではぱんぱんだった内部メカがスリムになったことで、チューブを収納したり、隠し武器を仕込んだりできる、ザクとは違う青いヤツ。

・ドム
　当初はザクの次までの「つなぎ」として開発されたが、実戦で充分使い続けていける性能を誇った。スカートが魅力の秘訣？　宇宙用は「リック・ドム」となり、スカートの丈が伸びてたりする。３体だと強いが１２体だと弱い。

・ゲルググ
　ジオン公国がやっと完成させたＭＳ。ジオン軍のＭＳでは初めてビーム兵器を標準装備し、ようやく武器がガンダムに追いついた。だけど終戦間近で、ベテランパイロットはほとんど戦死しており、新人兵では性能を発揮しきれなかった。

・ギャン
　騎士の甲冑をモチーフにしたデザインの、格闘戦に長けたＭＳ。ミサイル詰めてる盾で攻撃防いだりして、大丈夫なの？

・ズゴック
　泳いだり走ったりできる、超カッコイイＭＳ。赤いズゴックはジムを一撃必殺！　……そのあとガンダムに片腕取られて、逃げたけど。

・エルメス
　緑色のでっかいチューリップ。無線で複数のビーム砲を同時に遠隔操作し、標的を全方位から攻撃する。パイロットがなんつーか、ぶっちゃけ超能力を持ってないと、まともに動かせない。乗ってたのはシャアの恋人さんだったわけで。

・ビグザム
　でかっ！　戦艦を踏めるサイズだよね、コレ。人気あるんだけどビッグサイズのために商品化が困難で、とりあえず微妙な縮尺で玩具にしてみたところ、売れない……という、超大型ＭＳの悲劇はビグザムから始まりました。

・ジオング
　ラスボス。脚が完成してなかったんだけど、無重力の宇宙で使うんだから脚いらないよねってことで出撃！　有線で両手を遠隔操作し、指先からビームをばらまく。ア・バオア・クー攻防戦で大混雑の中、ガンダムと決戦を繰り広げたのよー。赤くないけど、パイロットはシャアです。

・ジム
　すっごい侮られてる感があるけど、連邦軍の主力・量産ＭＳといったらジムなのだ。戦局を動かしてるのは、このジムやガンキャノンの部隊であって、ガンダム一機ではないのである。ジオン軍のゲルググより先に実戦投入されてる、ビーム搭載ＭＳだし。

・ガンキャノン
　両肩に大砲を乗っけたＭＳ。赤いけど連邦軍のＭＳだから、乗ってるのはシャアじゃない。ジムが完成してからは押され気味だったけど、それでも連邦軍の主力であり続けた。

・ガンダム
　ＭＳを所有してなかった連邦軍が、ジオン軍に対抗するため、開発した。パイロットは機械オタクのアムロ＝レイ。戦艦と同じビーム攻撃を、ＭＳのすばしっこい機動性で可能とし、シャアをビビらせた。アムロがちょっとした超能力者だったこともあって、メチャクチャ強い。

　あなたの好きなＭＳは何デスカ？　……ボール？