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エリジオン(ケーススタディ)

一橋ビジネスレビュー2000年冬号に掲載の、「エリジオン」のケースについて
読み、要約を書きます。
内容は2000年現在のものなので、現在とは事情が変わっていますのでご注
意ください。

株式会社エリジオンは、CADシステムなどの3次元データをアプリケーション
間で変換するためのパッケージソフトを開発するソフトウェアベンダです。
CADシステムとは、製品のデザイン設計を支援するためのコンピュータシス
テムです。
2次元CADは、設計の際の製図効率を飛躍的に向上させました。さらに、3次
元CADシステムは、川上・川下工程間のデータ共有を可能にすることによっ
て製造業の製造プロセスを向上させることに役立つことになっています。
しかし、異なったシステム間の互換性が弱く、工程間で異なったシステムを
持っている場合、発注元と同じシステムをコストをかけて構築したり、受け取
ったデータを自社のシステムに合せて作り直すといったような、かえって非効
率な状況を生み出していました。
インターオペラビリティ技術というエリジオンのデータ変換の中核技術は、こ
のような状況で存在感を発揮しています。

エリジオンの強みは、株式を公開せず、また特定の企業との取引に依存しな
い「独立性」と、「独自の技術」です。
3次元CADシステム自体は、欧米の企業がすでに支配しています。しかし、
システム間のデータ交換を確保するためのCADシステムのベンダー自体が
製造することは、自社の事業と矛盾する恐れがあり、なかなか出来ません。
また、そのためにはライバル社の情報を手に入れる必要があります。
エリジオンは、独立性を確保することで、各ベンダーとそれぞれ契約を結ぶこ
とで、データ変換のためのソフトウェアを開発することが可能になっていま
す。
また、独立性を確保するためには独自能力の構築、優位性が必要です。内
部での蓄積とともに、東京大学や理化学研究所などとの協力関係を利用しま
した。

「技術者にとっての理想郷」を目指すエリジオンは、独立性と優位性を確保す
ることで、それを実現しようとしています。また、高額な報酬で理系の就職先
として注目されています。

他の企業が手を出しずらいニッチ分野で存在感を出している同社ですが、成
長につれ、質の確保と量的拡大がトレードオフになるのか、ニッチが有望市
場となるにつれニッチじゃなくなる可能性が無いのか、それをやはり技術力で
乗り越えるのか、というのが検討課題です。

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2009/03/02 22:19
ごめんなさい、亀吉さんかな、
コメント間違って削除しちゃった。

すいません。

今度は、わかりやすく書きます。
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2009/03/02 19:21
・・・・・・。
すごすぎてコメできない・・・・。
頭いいね><///
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2009/03/02 10:26
>indy
ごめん。
上達したら、もっと短くわかりやすく纏めるように
がんばります。
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2009/03/01 23:27
難し過ぎて意味わかんな~い(~_~;)



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