Nicotto Town


妄想系音楽論


So Long, Marianne

Leonard Cohen 「Songs Of Leonard Cohen」から

Jeff Buckleyが歌った「Hallelujah」の作者でもある、カナダの詩人レナード・コーエンが「ボブ・ディランの歌が受け入れられるならボクだって歌えるはず」と思ったかどうかは定かではありませんが、とにかく歌ってみたくなって出したアルバム。
うまさとはまったく縁がない歌ですが、何故か心にスッと入ってきちゃうんですね。おまけでメロディが付いたポエトリー・リーディングだと思ってしまうからでしょうか。それだとむしろラップ…?別に韻を踏んでいるわけでもないし、リズムもバラバラだもんなあ…。
何しろ、不思議な魅力があります。

この曲はギリシアの島で詩作をしながら一緒に暮らしていた女性のもとを離れるときの歌だそうですが…実名で歌うその感覚だけが良く分かりません。

編曲のセンスの良さも魅力だとは思うのですが、本人はアルバムにわざわざ「編曲が気に入らない」旨のコメントを載せています。…けど今もこのまんまのアレンジでステージでやってる。…詩人ってのは良く分からんすね。

http://www.youtube.com/watch?v=vZ61su9H5RU

http://www.youtube.com/watch?v=_PLBpXRC_N8
↑セルジュ・ゲーンズブールとジョン・ケイルとアル・パチーノとこの人は並べると人面グラデーションが出来上がるかもしれません。




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