雑文「汚れた世界」
- カテゴリ:小説/詩
- 2008/10/30 00:07:39
汚れた世界で
きれいなまま生きるのは難しい
世界を見ないで生きていくことは
あたしたちには出来ないから
ねぇ、知ってた?天国と地獄には、
もともと同じものが与えられているの
柄の長いスプーンと
その先に乗った一口のスープ
柄が長いから
スープを自分の口に運ぶことが出来ない
天国に住む人たちはそれを他人に与え
地獄に住む人たちはそれを奪い合う
そう考えると
あたしが今住んでるこの世界は
やはり地獄に近いと思う
誰もが他人の足を引っ張って
奪い合って
だけど喉が潤うことはなくて
ごめんなさい
こんな世界に
あなたたちを産み落としてしまった
きれいに生きることが出来ない地獄の中へ
でもね、どこかでまだ
希望は残ってるの
人のあたたかさを
あたしはまだ信じてるの
踏まれても踏まれても
何度踏みにじられても
決して汚れることのない
土踏まずのような場所を
--
NHK大河ドラマの中でこういうセリフがありました。
「俺は今日から鬼になる」といった息子に
「あなたが鬼になるなら、あたしは鬼の母親になるだけです」
と言った母の一言。
親ってすごいな。子供のためなら、何だって出来るんだな。
たとえ間違った道に進んでしまっても、最後まで見捨てないのが
親なんだろうな。
子供が道を間違ったら、本来進むべき道へ導くのが親の役目だと
思う。だけど、それでもどうしても、時に人は過ちを犯してしまう。
そんな時、受け入れてくれる存在があると人はきっと立ち直れる。
そう思います。
さーくるの人たちの テクストに最適ですw
親子の関係とは少し違いはありますが、誰かのこういう存在になりたいと思って、
老若男女問わず、大切な人とは付き合うように心掛けてます。
(ぷちおっさんなんで母親にはなれないですがw)
自分も大小様々な過ちを犯してきましたが、必ず受け入れてもらえる場所があったんだなぁ、
だから今の自分があるんだなぁって、やっと気が付き始めてます。
今度は自分の番、大切な人が過ちを犯した時こそ受け入れてあげたい。
そのためにも、受け入れられるだけの器・ココロを身に付けたいと思ってます。
だけど、なかなか難しくて…まだまだ器ちっちゃ><
ってか、むちゃ古い記事に初カキコしちゃってゴメンなさい。・゜゚(>ω<。人) ゴメンチャィ!!
最初っから読ませていただいてるので、気になったものがあったら、これからも古い記事にコメしちゃうかも…です。
いつのまにか大きくなるにつれ その辺の大人と同じになるのはなんでだろうな
そんな事を考えてしまった
汚れはイラナイモノでもあり
経験値でもあるのかもしれない