銀座松屋 与勇輝展
- カテゴリ:日記
- 2010/09/30 19:27:42
友人からチケットもらったので、本日病院帰りに
銀座松屋で開催中の「与勇輝展」に行ってきた。
松屋に入るとすぐさま係りの人が叫んでる。
「与勇輝展はただいま入場制限のため50分待ちとなっております。
会場へは3階から御並びください。」
げげっ会場は8階のはず、3階から階段で上がって行くのね。
瞬間気力が萎えそうになった。
「毎日こんなに混んでるんですか?」と聞くと
「昨日よりはましです。昨日は列が外に出て建物を一周しちゃいましたから」
とのお言葉…。いや混んでるとは思ったけど、ここまでとは。
せっかく来たんだし、とがんばって並ぶ。
結果30分くらいで入場。
しかし、中がすさまじい混雑ぶり。また気力が萎えそう。
ぐずぐず見てると腰が痛くなりそうだったので、後ろから見ればいいや、
と覚悟して覗くと、面白いことに結構見える。
観客の95%以上が女性で、しかも高齢者がほとんど。
そのためみんな私より小さいのだった。
おばあちゃんたちのおかげで、私でも後ろから充分見ることができました。
いやいやありがたい。
押すな押すなの大混乱のなかでも割とよく見ることができた。
しかし疲れたわ…。
今回の作品は「昭和・メモリアル」というテーマで、
戦後の日本の面影を作品にしています。
おばあちゃんたちにはリアルな経験と思い出が甦ってくるらしく、
おしゃべりも盛んでした。『3丁目の夕日』の世界です。
しかしながら、私自身の思い出では懐かしいという気分にはなりませんでした。
『3丁目の夕日』も郷愁をそそられることはなかったし…。
会場にいるおばあちゃんたちとの世代の断絶を強烈に感じました。
最後の最後にニングル風の作品が2体あり、それを見たときに初めて
「あぁかわいい」と気持ちが緩むのを感じて、そのことにまた驚いてしまった。
ニングルのほうがかわいくて好き、というのを実感した展覧会でした。