「Bittersweet Bundle of Misery」 Graham Coxon 「Happiness in Magazines」から

チャック・ベリーが故・カート・コバーンを「ロック・ギタリストとして必要なものをすべて持っている」と表現したことがありますが、私にとってはこの人がそうです。昨年、ようやく復活したBlurのギタリスト兼スーパー・メロディ・メイカー。
Blurから離れてしばらくは死にそうなほど憂うつな曲とぶち切れそうにテンションが高い曲との両極端しかないような曲作りで…えらいことイタそうな状態でした。本人も実際そうだったのでしょうが、この曲は突然降って湧いたような…まるで「You're So Great」と「Coffee & TV」が一度に演奏されたかのような超・名曲。とても素晴らしい。
なおかつ、このPVの出来。正直に言います。ぼくはグレアムになりたかった。こういう服のセンスで、こんなギターを弾いて、こんな力の抜けたポップな歌を歌って、傍らにこんなオシャレな女の子が踊っていて。まるで夢のような世界。…そしてシールド抜いてフイッといなくなっちゃうんだ。

http://www.youtube.com/watch?v=-wdZ44rhTAA&a