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ノーベル賞委員長、中国に「人権」改善求める


http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101008-OYT1T01346.htm?from=y10
2010年10月8日

ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長は8日の記者会見で、中国で服役中の民主活動家・劉暁波氏へのノーベル平和賞授与の理由について、「今、中国での人権抑圧に目をつぶれば、世界での(人権の)基準を下げることに直結する」と述べた。


中国に人権状況の改善を求めると同時に、中国が「世界第2の経済大国」となるに伴い、人権批判を弱める国際社会に警鐘を鳴らした。

委員長は「経済などの権益のため、人権という普遍的価値の基準を下げることがあってはならない。だからこそ、我々が声を上げた」と述べた。

中国外務次官が6月に同委員会のルンデスタッド事務長と会談した際、劉氏に授賞しないよう事前に圧力をかけたと報じられたことについて、「毎年のように(委員会に)圧力はかかる。よくあることだ」と認め、中国政府に限らず、人権抑圧国が自国の反体制活動家に平和賞を授与しないよう何度も働きかけてきたことを明かした。ソ連で民主化を訴えた物理学者アンドレイ・サハロフ博士(1975年)、ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん(1991年)、イランで人権擁護を訴える弁護士シリン・エバディさん(2003年)のいずれが受賞した時も、出身国は同委の決定に猛反発した。






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