～前回のあらすじ　ここから～

一冊の本にめぐり合った。
コクのある佐藤は思った。

「俺もなんか書こう」

書き出した。

～前回のあらすじ　ここまで～

2009年03月08日(日曜日)　ひたすら曇り


「やっちまった。。。」

約6時間前の話になる。
18時起床。

朝まで遊んでた為、起床が恐ろしく遅かったコクのある佐藤。
目覚めと共に、日課のごとく携帯を確認する。

「誰か連絡来てるかなぁ～っと。」

普段、連絡は誰からも来ず、
例え来ていたとしても、ツタヤのメールくらいだ。

しかし、

「ゲッ！！」
「社長から電話が来てる。。。しかも3件＞＜」

と、連絡が来ているにもかかわらず、
とりあえず、シャワーを浴びる。

元々、今日は横浜のマックに行き仕事をする予定でいた。

「家出るときに連絡するか。。。」

着替えが済み、
家を出て、社長に電話をする。

『もしもし、佐藤です。何回かお電話いただいたようで。。。』

社長、
『お疲れ様です。請求バッチの起動は確認しましたか？』

「う、しまった。。。確認忘れた＞＜」

『いえ、今日確認します。』

社長、
『お願いします。』


請求バッチの確認とは、自動で起動するプログラムの事であり、
それが実行されるのが2/16だった。
1週間くらい前に確認の依頼が来ていたが、
新しく変わった職場でてんやわんや状態だった為すっかり忘れていた。

「しまったぁ。。。」
「せめてデータが作成されてるかどうかだけでも確認しとけばよかった。。。」

頭を抱えながら、横浜到着。

とりあえず、カフェに入りパソコンを起動する。
知らず知らず、サービスに登録されてしまったアプリがもっさり立ち上がる。

「さて、請求は起こってるかな」

「・・・。」

「あれ？・・・。」

「請求データが無い＞＜」


作られているはずのデータが無かったようだ。
事は一瞬にして最悪の事態となった。

「やばい、まずは報告。」

『すいません。データ作成されていませんでした。。。』
『cronが実行されていないようです。』

すると社長、
『バッチのログはどうした？』

『バッチのログも吐き出されていませんでした。。。』
『とりあえず、手動で実行しても問題ないかどうか確認します。』

社長、
『お願いします。』


1回目の報告完了。

あせるコクのある佐藤。
ローカルに環境を構築し、手動確認を行う。

手動で実行後データを確認するが、
画面に表示されていない。

社長に連絡する。

『手動でデータが登録される事は確認できましたが、』
『画面に表示されません＞＜』
『原因探ります。』

社長、
『事務所行った方がいいですか？』

『いえ、大丈夫です。また何かあったら連絡します。』

「事務所行かなきゃなんなそうだな。。。」
「あっ、鍵＞＜」

週末、後輩に貸したままだ。

「連絡しなきゃ。。。」

『もしもし、佐藤だけど。』
『今どこ？すまん、事務所の鍵取りに行っていいかな？』


タクシーに乗り込み、
パソコンを開く。
データが表示されなかった原因を探っている。

「あっ！！わかった！！」

キャッシュがリフレッシュされていなかったようだ。
社長に連絡し、その旨を伝える。

タクシーが後輩宅近辺に到着し、
鍵を受け取る。
その足で事務所に直行。


つづく。(とりあえず、帰ります＞＜)