The Cookie-Cutter
- カテゴリ:小説/詩
- 2008/11/01 00:16:45
「君、僕と一緒に、魔王を倒しに行かないかい?」
「あなたは?」
「僕は勇者」
「…勇者」
「そう。僕は魔王を倒す為に生まれて、村の外の獣を倒して力をつけ、魔王を倒す為に生きているのさ」
「魔王…?」
「悪いやつだよ。この空が黒いのも、作物が育たないのも、若い娘を食べるのも、みんな魔王の仕業なんだ」
「魔王を倒すと、どうなるの?」
「世界が、平和になるんだよ」
「平和って?」
「空は晴れ、作物は実り、娘は外で遊べる世の中だよ」
「悪い人が死ななければ、それは手に入らないのね」
「そうさ。だから君に手伝ってほしいんだ」
「いいわ。でも…
…魔王を倒したら、その為に生きてきたあなたは、どうなるの?」
だから裏のあることは言えない私です。
気配りも大事ですが、すり減らないように。
もっと自分を育てていきたいなぁ。
でも、そんなこと言われたのはこちらもはじめてだよ(笑)
気配りできるようにがんばらなくては。
めのうさんは口が上手いなぁ(笑)ありがとうございます。
私はめのうさんの人あたりの良さ、心遣いを尊敬しています。
「言葉。」のブログの時にも書いたけど、めかさんはセンスあるなぁって思う。
文章の中身というよりも(失礼、中身ももちろん面白いのだけど)、並べて見せるのが上手で、単語や文章を配置するインテリアデザイナーみたい(^_^)
そうですよね。
好きな人の中にも嫌なところがあり、嫌な人の中にもいいところがある。
ちゃんと見える人でいたいです。
大変KYな事をいたしまして、大変申し訳ないです。
_| ̄|○))ペコペコ
僭越ながら、勧善懲悪は物事を一面的にしか見ないが故に、
善人と悪人とがいるという風に、区別出来てしまいそうになるところに一番問題があると思います。
一人の人間がいて、良い事や悪い事をすると考えるのが自然です。よってあらゆるシチュエーションで
善人に見えたり、悪人に見えたりするので、その状況を多面的に、全体的に見て判断するのが肝要だと思います^^
この話のツヅキはナシですね♪
勧善懲悪は本当に正しいのか、ということを思ってみました。
ある意味、魔王というのはエンターテイナーなんですよ。
やられる為に生きているっているっていうか、存在悪になることで、
「そいつをやっつけて明るい未来を取り戻せ」と皆に思わせる事によって、
皆の生きる活力となる為の存在であり、その世の中を回す原動力なのですよ。魔王も分かってやってるんです。
魔王と雖も、この世を滅ぼしてしまうと孤独死が待っているだけですから。
んで魔王をやっつけた瞬間に彼は、魔王の偉大さを知ることになるわけです。
魔王が本当は実の親父だったという衝撃の事実と共に。
バイキンマンもあんな設計や発明ができるほどIQは高いはずなのに、足りない…
アンパンマンも自分に対策をすることはない上に、バイキンマンに決してトドメはささない…
実は存在の需給が成り立っているのでしょうか。おおこわ。深読み(笑)
この二人は、互いに、お互いが必要なのを知っているのさ。