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サァルゴキ 13


リサと別れたサァルゴキはその場で一人、リサの話したサルの襲撃の話を思い出し『ひょとして火星サルも襲撃に加わるのでは』と、心配をしていた。
「そこにいるのは誰?」
サァルゴキは木の影に何かの気配を感じ叫んだ。
「私ですか。私はクリリス。夜の警備をしています」
クリリスが木の影から姿を現しサァルゴキに近寄った。
「ずっとそこにいたのかい?」
サァルゴキは驚いた様子で尋ねた。
「はい。あなたがリサ様と話してるのを見ていました」
「そうか。見られてしまったのか」
サァルゴキは教祖ペニスインカムにリサとの密会がばれないか不安になって地面を見つめながら言った。
「クリリス。できればこの事は、秘密にしておいて欲しいんだ」
「何故ですか?」
クリリスはサァルゴキを見つめた。
サァルゴキは顔をあげ、クリリスを見た。
「ここは男性禁止の世界なので、リサが女性以外の人間に逢うことは許されていないんだ」
「はい、その通りです。だから私は、このコロニーに不審者が近づかないように監視しているのです。でも、あなたは男性でないと聞いていますが。ひょとして男性なのですか?」
サァルゴキはクリリスの質問にどのように答えればいいのか困ってしまった。
「僕は人間じゃないんだ。火星サルによって造られたサイボーグなんだよ」
「サイボーグ?」
「そう、サイボーグ。地球では人造人間とも言ってるけど人間じゃないから、猿造猿かな」
「猿造猿?でもあなたは人間の姿をしています」
「ああ、これは火星にいる時に自分でデザインして造り変えた姿なんだ。たまたま地球人と同じ姿になってしまった」
「じゃ、あなたは元々は猿だったし、今も猿の血が流れているのですか?」
「そういう事になるかな」
クリリスは猿と話をしているのかと思うと不思議な気分になっていた。
そしてサァルゴキに改めて質問を投げかけた。
「火星サルには、生殖器がないのですか?」
「あるよ」
クリリスはサァルゴキの股間を見つめながらしばらく考え込んでいた。







#日記広場:自作小説

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2010/10/17 20:01
彼女は興味津々ですねぇ ^^
無理もないのかなぁ~。
ここでは、虐げられている存在ですしねぇ~^^



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