母の故郷が鳥取にあります。
子供の頃から何度も何度も行きました。
寝台特急「出雲」に乗って。。。
私は、この「出雲」が大好き＾＾ｗｗｗ

寝台列車での旅は、私にとってまさしく、
♪汽車は闇を抜けて　光の海へ　夢が散らばる無限の宇宙さ…♪
のテンションｗｗｗ

しかし「出雲」は50年以上の長期間、東京と山陰を結んできましたが、
車両の老朽化や利用者の激減に伴い、
2006年の春、姿を消したのでした。
これで、東京と山陰・鳥取を乗り換えなしで結ぶ直通列車はなくなってしまいました。

私が最後に「出雲」に乗車したのは、今から9年前のｺﾄです。

懐かしいな～。また乗りたいな～。

皆様♪　今から私と旅をしませんか！？

寝台特急「出雲」に乗って行きましょう＊＋＊＋＊＋


21時35分　横浜
横浜駅に東京発、寝台特急「出雲」が滑り込んで来ましたヨ♪
寝台特急特有の紺色の車両、「ブルートレイン」。
ドキドキしてきました＾＾〃
ドキドキ・ワクワクです♪♪
さあ、急いで乗り込みましょう。

ドアが閉まり、ゆっくりと列車が動き出しました。
切符を見ながら、座席を確認しましょう。

進行方向左側が通路です。寝台は右側。……ありました！！
2段ベッドが向かい合わせに並んだB寝台。

昔はお向かいさんや、上下に他の乗客がいることも珍しくありませんでしたが、
今は、1車両に数名。。。

さぁ、さ。
荷物を置いて、上着をハンガーに掛けて、車掌さんが切符を確認しに来るのを
待ちましょう。
車掌さんが行ったから、おにぎりでも食べようか。小腹が空いたよネ＾＾
そういえば、昔は駅で温かいお茶を買ったな。
ふた付きのプラスチックの容器にお茶っ葉の袋が入っていて、「お湯だし」になっている。
針金の「取っ手」が印象的だけど、容器の独特の匂いが染み付いてたな。。。ｗｗｗ

おしゃべりしているうちに、午後十時を過ぎ…。消灯を知らせるアナウンスが流れましたネ。
車内の明かりも、薄暗くなり、就寝モード。

1時間ほど走ると「熱海駅」です。少し高い場所にあるので、街の夜景がきれいですヨ★

通路側の大きな窓ガラスの下に据え付けられている椅子を引き、夜景を眺めた後は、
真っ暗で何も見えませんよ～～＾＾：
昼間なら海が見えるのに残念！！

もう遅いので、そろそろ眠る準備でもしましょ♪

靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて、
真っ白なシーツを寝台に敷き、枕と毛布と。。。
ねぇ、ねぇ。この、ＪＲのロゴが印刷された浴衣に着替える？
私は無理ヨ。だってはだけたらセクシーすぎるものｗｗｗ
楽な服装に着替えるネ☆

そして、車内の洗面所で顔を洗い、「お城」へと潜り込む。

上段に行くには、窓の中央にある棒のﾄｺの取っ手を引いてハシゴを出してネ。
私は下段だけど、寝相が悪くて、転げ落ちるといけないから、座席の下から落下防止の
金具を引き出さなくちゃ＾＾
「じゃあ、おやすみ。また明日ね。」

厚めのカーテンをくるりと一周ひいて、ごろんと横になる。
明かりも付いているから本も読める。小さな小さな秘密の空間みたい。
いつしか周りは寝静まり、車内には心地よく、レールの音だけが響いています。。。

そういえば昔は。上下2段式の寝台だけではなく、
上・中・下3段式の寝台もありました。
そうなると、ちょっと狭いかしら。
子供な私は一番上が嬉しくて、天井まで手を伸ばしてみたりしてｗｗｗ
小さい時は寝台料金の節約で、母と2人で同じ寝台を使って、互い違いに寝たっけ（笑）
懐かしいな～ｗｗｗ

ふふふ。興奮状態だもの。熟睡できる筈もなく、たまにカーテンをずらし外を眺める。
真っ暗でほとんど何も見えないけれど、たまにどこかの駅に止まったりする。
「今、どこだろ」と外を見る。
駅では発車を告げるベルも鳴らずに、スーッと列車が走り出す。
そんなことを繰り返しているうちに眠りについたのです。

翌朝は7時前に起床し、車内の洗面所で身支度を整え。。。
その頃には、また車内ｱﾅｳﾝｽが流れてきましたヨ＾＾

あら。ここは。
昔、強風にあおられた列車が転落した「餘部の鉄橋」。赤い橋脚の下に民家があるという「ありえない」絶景ポイント。長さ310m・高さ41m。そこから見る日本海は絶景。
この鉄橋で、徐行や、強風がやむのを待ったｺﾄもありました。
そんな時は、少し怖かったです。

昔、もう1本遅く着く列車では、この辺りで車掌さんが「寝台」をたたみに来たっけ。。。
ボタンをぽちっ、でウィ～ン。

……そして8時、寝台特急「出雲」は鳥取へと着きました。
冬なら雪がちらついていることでしょう。。。

そして私たちは、駅のホームから去っていく列車を見送るのです。
「ありがとう」って＊＋＊＋＊＋

どうでしたか＾＾寝台列車の旅は。
機会があれば、また一緒に旅しましょうネ♪♪